・ ページ18
キスをした拍子に
ありちゃんの目に溜まっていた涙がこぼれた
拭えばいいのに、顔を真っ赤に染めながら
もっと。というように頬に添えた私の手を握る
ありちゃんは恋愛経験が少なく
今まで1人しか彼女ができたことがないらしい。
だからこういうのもあまり経験がなく
私のキスに必死についてくる様子は非常に可愛らしい
今は少し長めのプレッシャーキスを一つだけ。
これだけでふわふわになっちゃうんだから困る。
つい、食べたくなってしまう
あ「んっ...ふ...///」
『ん...ふふっ可愛い...ねぇありちゃん。私の好きは伝わった?まだ不安?足りない?』
あ「...えっ、と...//」
『正直に教えて?絶対怒らないし、嫌いにならないから』
あ「ぅ...た、りない、から...もっと...欲しい///」
目を潤ませて恥ずかしそうに足りないと言ったありちゃんに
理性がぐらりと揺らぐ。
明日の予定を頭に思い浮かべ
何も無いことに気づいて口角が緩む。
明日は何も無くて休み。最近ご無沙汰だったし、いいかな?
目の前の真っ赤になって照れてるありちゃんを押し倒し
思いっきり色気を含んだ声でありちゃんの耳元で囁く
あ「ぇ、A...?」
『ねぇ、今日は私に抱かれて...?』
あ「ッ!?ひゃい...///」
朝、少しの肌寒さで目が覚める
隣を見ると気持ちよさそうに眠る半裸の彼
かくいう私も下着しか身につけておらず
あ〜、喉と腰いたぁ。なんて思いながら
床に落ちてるパーカーを着る。
結局抱くと言っても、途中可愛いありちゃんから
かっこいいありちゃんに覚醒したから
最終的には抱かれたんだけど
それにしても可愛かったなぁ〜。
朝ごはんでも作ろうかと思ったけど、たまにはいいかと
再度ありちゃんの隣に潜り込み無防備な寝顔を観察する。
こんなに気持ちよさそうに寝ちゃって...
昨夜と本当に同一人物か?なんて疑っちゃう。
ふと自分の体を見て笑う
ありちゃんの首元と同じくらい咲く無数の赤い花
ふふっこれは当分消えないな
顔が見たくて目にかかってる前髪を避ける
あ「んん...A...?んふふ。おはよぉ」
『ふふっおはようありちゃん。ごめんね、起こしちゃった?でもまだ寝てて平気だよ』
あ「ん、へーき...でももっかい寝よ...まだ...」
そう言い終えたかと思うとまた夢の中へ旅立っていった
可愛い...おやすみ、ありちゃん。
そう呟いてからおでこにキスを落とし、目を閉じた
572人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「女主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨(プロフ) - めちゃくちゃ最高でした!!これからも応援してますっ!! (2月18日 15時) (レス) @page44 id: afb034bbe3 (このIDを非表示/違反報告)
フウカ(プロフ) - うみさん» ありがとうございます。申請の際はLinkを隅々までお読みいただいた上でお願い致します。 (9月19日 9時) (レス) id: e2ae2aafdb (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - フウカさん» ありがとうございます。いけました。お手隙の際に確認お願いします🙇 (9月14日 17時) (レス) id: 6e4a792c47 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!Twitterの検索させていただいたのですが、検索に出てこない為URL等で教えていただけませんでしょうか? (9月13日 14時) (レス) id: 6e4a792c47 (このIDを非表示/違反報告)
フウカ(プロフ) - Knymal01さん» ありがとうございます!!このお話はarさんと付き合ってる前提なのでdrさんは書くとしたら別ですね🤔考えてみます! (2022年10月28日 7時) (レス) id: e2ae2aafdb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フウカ | 作成日時:2022年8月21日 20時