検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:30,276 hit

第94話 ページ4

次の日、結局連絡は来なかったので大学が終わってから病院へ向かった。そしたら受付で翔太さんと出会った


『翔太さん、こんにちは』


「あ、Aちゃん、こんにちは。黒島ちゃんは、、」



『、、、そうですか、、。やはり1日じゃ無理ですよね、、、。そういえば、二階堂さんは、、?』


「あ、どーやんならベンチで寝てるよ。心配しすぎて寝ちゃったんだろうね」


『、、風邪引きませんか、それ?』


「んー、分かんない。でもそろそろ起こそうかな」


 翔太さんと廊下を歩く


「どーやん、どーやん」


「えっ、ああ、、、」


「いったん、帰ろう」


「いや、でも、、、。あ、こんにちは」


『こんにちは』


「ご両親も来てるしさ。ご迷惑になるから」


 病室の中を覗くと、両親らしき人が見えた。私達に気が付いた看護師さんに閉められてしまったけれど


「、、、」


 一度病院を出てマンションへ帰る


「え?」


「たぶん間違いないと思う。あの日、部屋にいた3人目は、、、」


 翔太さんは歩きながらあの日の話をした


「あの刑事だ、、、」


「ちょっと待ってください。つまり榎本夫婦の協力者って事ですか?」


「うん。最初、あの部屋には3人いたけど、、最終的にあの夫婦しかいなかった、、、」


「黒島さんが303発見された時にも、まわりには誰もいなかったと聞いています」


「裏切って1人で逃げたのか、、、」


「榎本夫婦が警察に話していないとしたら、まだ繋がってる可能性はありますね」


「焦って問い詰めたりしない方がいいな」


「はい」


「確実に問い詰めてやる、、、」


「あれ?でも昨日、刑事さんに対馬さんのこと頼みましたよね?大丈夫なんですか?」


『私は別に大丈夫ですが、、、。それに3人目が将斗さんだって薄々気が付いてましたから』


「なんで言ってくれなかったの」


『可能性でしか無かったからです。もしそれで違う人だったら翔太さんにも将斗さんにも迷惑掛けますし』


「それでも言ってほしかった」


『ごめんなさい』

第95話→←第93話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:音楽ガール | 作成日時:2020年9月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。