あなたの番です4 (ページ29)

今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:30,280 hit

第119話ページ29

「ここでトドメを刺せたらよかったんですけどね。わさかの介入ですよ！ほんと邪魔してくれましたねぇ。対馬Aさぁん！」

　内山は興奮して私を責めてくる

「まぁ、刑事さんを病院送りに出来たのでまぁよしとしましょう。そろそろ警察も僕を見つけちゃうだろうなと思うので、この動画を撮っています。お礼を言いたい人もいますしね」

　お礼、、、？話の流れだと私達が知っている人だろう

「黒島沙和さん！」

「！！？」

　私と二階堂さんはその名前に驚く。沙和ちゃんが、、、？

「これは全て、あなたに捧げる、僕の、愛です。あなたの理想の男になれたなら、とても嬉しいです。ただねぇ、ちょっと遅かったですよね。僕の成長を知る前に、変な男と仲良くしちゃって。前の男は別にいいですよ？あの頃の僕は、あなたの理想とはほど遠かったですから。あぁ、、、。二階堂君でしたっけ？」

「、、、！」

　内山に話しかけられて二階堂さんは驚く

「沙和さんに惚れる気持ちはわかるから、あなたを責めたりはしないよ。責められるべきは沙和、お前だよ！なーんて思って、ホームから突き落としてみたりもしました。後悔しましたよ。病室で見たあなたは、意識を失ってもなお美しかった。死ぬべきなのは、醜い僕だ」