第93話 ページ3
神谷side
さて、着いたが、、、どうやって起こそうか。
『、、、ん』
1人で悩んでる間にAさんは起きた
「起きましたか。着きましたよ」
『、、、私、寝てたんですか?』
「えぇ、はい」
『、、、ごめんなさい、、』
Aさんは顔を少し赤くして謝った
「いえ、気にしないで下さい。寝顔、可愛かったですよ?」
少しからかってみようと思い、そう言った。が、、
『、、、私はどう反応したら良いのですか?』
予想と違う反応をされてしまった。しかも真顔で
「聞かなかった事にして下さい」
『えぇ、、そう言われると気になるんですけど、、、』
「聞かなかった事にして下さい」
大事な事なので2回言った
『は、はい。ありがとうございます。また送ってもらってしまって、、、』
「いいえ。それでは、また」
『はい、また』
バタン
扉を閉めると手を振ってくれたので振り返した。嗚呼、やっぱり彼女が好きなんだな、、、。
夢主side
将斗さんは何故あんな事を言ったのだろう。そう考えながら部屋へ向かっていると、、
「あぁ〜、Aさんだぁ」
『こんばんは。幹葉さん』
「こんばんは〜。今帰りですかぁ?」
『えぇ、はい。黒島が病院なのでその様子を見に、、、』
そう言うと、幹葉さんはあからさまに顔を暗くした。私、変なこと言ったかな?
「そうなんですかぁ。黒島さんも大変ですねぇ〜」
絶対思ってない顔だ。元から変わっていると思ったが、最近はさらにおかしくなっている。沙和ちゃんが嫌いなのか?でも何故?
『そうですね。ではおやすみなさい』
「ふふ、おやすみなさぁい」
微笑んだが、目が笑ってない。やっぱりあの人は危険かも
141人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音楽ガール | 作成日時:2020年9月27日 18時