第103話 ページ13
事情聴取は終わった。
「えー、では今日は遅いですので、これで終わりにします。ご協力ありがとうございました」
『ありがとうございました。少しでも捜査の役に立てたら嬉しいです』
帰ろうとしたが水城さんが何かを言いたそうにしてたので聞いてみた
『あのー、どうかしたんですか?』
「、、、神谷の件なんですが、、懲戒免職になりそうなんです」
『私に話して良いんですか?』
「本当はあまり良くないんですけどね。神谷は貴方の事を信頼していましたから。少しでも貴方に知っといてほしくて」
『そうですか、、』
「!すみません。警察の方ですよね?」
私と水城さんが話しているところに医者が来た
「はい、そうですけど、、、」
「緊急搬送された方なんですが、、」
「、、、」
「なんとか一命を取り留めました。ただ、足の腱が切れていて、、、」
『どのくらい悪いんですか?』
「リハビリをすれば元に戻ると思いますが、、、」
医者のその言葉を聞き水城さんは安堵の表情を浮かべた
「あと一歩助けるのが遅ければ死んでいたでしょう」
あの場で助けるのを迷ってたら死んでたのか、、
『ま、神谷さんに会えますか?』
「明後日になれば普通の病室に移るので会えますよ。検査等色々ありますが」
『ありがとうございます』
「ですので、本日はお引き取り下さい」
「分かりました。それでは」
『失礼します』
病院を出ると月が綺麗だった
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作者名:音楽ガール | 作成日時:2020年9月27日 18時