あなたの番です 3 (ページ30)

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第90話ページ30

そら君を無事(？)見つけ、夏祭りの会場へ戻る。総一君は南さんに腕を掴まれている。歩いてる途中、パトカーが来てその中から北川さんが飛び降りてきた

「そら！」

「ママ！」

「良かった、、、」

　みんなの前で抱き合う2人。私はその光景を見てホッとした

「こちら、どうぞ」

「ありがとうございます」

　そこに覆面パトカーがやってきた。中から降りてきたのは水城さんだった。将斗さんは一緒じゃないのか

「刑事さん、この子が、、、」

「おい」

　水城さんは目で他の警察の方に合図をする

「はい。さぁ、、、」

「すいません、この中で黒島沙和さんと親しくされてた方はいますか？」

「え、、はい」

『はい』

　沙和ちゃんに何かあったのか？

「ちなみに最後に黒島さんと会ったのは？」

『何かあったんですか？』

　無いと言ってくれ、、

「あのぉ、、、はい。実は、、」

　やっぱりあったのか、、、。私はものすごく心配になった

　 in病院

　その後南さんや北川さんと分かれ、翔太さん、二階堂さん、水城さんと一緒に沙和ちゃんが運び込まれた病院へ行く。そこには将斗さんと刑事がいた

「黒島さんは！？」

「幸い列車との衝突は免れたんですが、落下した衝撃で、頭を強く打っていて、、。予断を許さない状況だそうです」

　列車との衝突？落下？

『、、、誰かに突き落とされた、、？』

「？何か言いました？」

　独り言で言ったつもりが将斗さんには聞かれていた

『いえ、何も』

「犯人は？」

　翔太さんが聞いた

「すいませんが、捜査上のことなので」

　他の刑事が答える

「は？」

「あっ、いや、、、。防犯カメラを確認したんですが、複数の人物が映っていて誰が押したかはわかりませんでした」

「その映像、、、」

「それ見せてもらえますか？」

　さっきまで黙っていた二階堂さんが声を発した

「流石にそれは、、。ご友人なんですよね？なにか心あたりは？」

「早川、、、」