第2章(非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ41
「て、寺坂君、、、」
寺坂「、、、んだぁ、コラァ」
勝負を初めて10分ほど経った。2人とも見るに暑そうなのに出てくる気配が無い。意識があるか声を掛けたがいつもみたいな覇気を感じられない返事が来た。止めるべきか?
赤羽「制服、脱いでも良いんだよ。今なら、笑うだけで許してあげる、、、」
寺坂「、、、人の心配より、自分の心配したらどうだ?顔が真っ赤じゃねぇか、、、温泉のサルか、テメーは!」
赤羽「ついに目もおかしくなったんじゃ無い?元から赤みのある皮膚なんだよ、、、」
寺坂「痩せ我慢してんじゃねー、、、」
赤羽「痩せ我慢じゃない。俺はまだまだ余裕だよ。鍋焼きうどんでも食べたいくらいさ、、、」
「だ、大丈夫なの?2人とも」
と、僕が心配で声をかけるも、また数分が経ち、、、さらに十数分が経った、、、。そしてさらには1時間が経過した、、、
赤羽「そ、そろそろ、、、諦めはら、ほう?」
寺坂「テメェこそ、、、ろれつが回ってねーぞ、、、」
赤羽「何言ってんの。、、、俺はまだまだ余裕だよ。むしろ逆に、、、寒くなってきたくらいだ、よ、、、」
寺坂「ヤベーじゃねーか、、、それ、、、」
「あ、あのさ、2人とも、、、いつまでも意地の張り合いしてないで、、、そろそろ、、、良いんじゃ無い?」
寺坂「うるせぇッ!」
赤羽「潮田君は少し黙ってて」
、、、心配してただけなのに、、、怒られた。、、、もう、どうなっても知らないよ、、、
キーン、コーン、カーン、コーン、、、
モノ《えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより“夜時間“になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す。ではでは、良い夢を、、、。おやすみなさい、、、》
ちょうど良かった。これならあの2人も辞めて出てくるだろう。、、、そもそも聞こえているかどうか怪しいが。
「、、、ねぇ、聞いたんもう夜時間だしさ、勝負は引き分けって事で、、、」
赤羽「潮田君、、、勝負事に引き分けって一番詰まらない落ちだよ。勝つか負けるか、、、それが大事なんだよ」
寺坂「テメェ、、、言ったな、、、言ったよな!!上等だぁ、、、じ、地獄の果てまで、、、付き合ってやんよッ!」
地獄の果てって、、、そんなトコまで、、、付き合いきれないよ、、、!
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします! (2022年9月15日 6時) (レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...!!頑張ってください! (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音楽ガール | 作成日時:2022年6月22日 21時