第2章 (非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ35
「わ、悪いよ、、、。そのままでも食べられるやつで良いって」
原「そんな遠慮しないで。何か作ろうとしてた所だし。中々案が出てこなかったのよ。だから、ね？言ってくれると助かるんだけど、、、」
「そ、そこまで言うんだったら、、、。じゃあ、フライドポテトが良いな、、、。あ、流石に欲張りすぎたかな」
原「フライドポテト、、、良いわね。これなら皆にも渡せそうだし。じゃあ作ってくるから待ってて頂戴」
「あ、僕も手伝うよ。待ってるのも暇だし、、、」
原「、、、なら手伝ってもらおうかしらね」
こうして原さんとフライドポテトを作り出した。完成したのはそれから1時間後だった。揚げたては熱々でとても美味しかった。
「塩が良い感じ、、、」
原「何だか、悪い事してるみたい。これ食べたら他の物要らなくなりそう、、、」
確かにこのポテトは他の何にも勝る美味しさだ。やはり自分も手伝ったからだろうか。
「体に良いものでは無いもんね。でも、偶にならいいと思うよ」
原「辞められなくなるのが怖いわね」
それはあるな。既に食べてる手が止まらないもん。口に入ってる間に次のやつをもう取ってるし、、、
「それはそうだね」
それから暫く原さんと談笑してお開きになった。プレゼント、何かあったかな、、、。僕は手帳を開いた。あ、これなんかどうだろう。
「原さん、良かったらこれあげるよ」
原「あら、お人形？可愛いわね」
「ヨーロッパの人形何だって。興味ない、かな？」
原「折角だし、貰っておこうかしら」
「要らないならはっきり断ってくれて良いんだよ？変に気を使わなくても、、、」
原「嫌じゃないよ。これなら色んな服作って着せ替え出来そうだし、少し違った使い方すると思うけど」
「なら良かった」
原さんは人形の脇を掴む。確かに家政婦ならそう言った使い方もありだろう。人形の扱い方なんて所有者の自由なんだからこちらが否定する必要が無い。
原「じゃあ、私は部屋に戻るわね」
「うん。一緒に過ごしてくれてありがとう」
原さんと別れ、僕も自分の部屋に戻った。
キーン、コーン、カーン、コーン、、、
モノ《えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより“夜時間“になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す。ではでは、良い夢を、、、。おやすみなさい、、、》
今日も、終わりか、、、でも、“これ“は終わらない、、、“これ“はいつまで続くんだ？そんな不安を抱えながら僕の夜は更けていった
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2022年9月15日 6時) (
レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...！！頑張ってください！ (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2022年6月22日 21時
