第2章 (非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ34
菅谷「そういう潮田はどっちが好きなんだ？」
「え？僕？いや、僕はあんまりやらないからどっちがとか無いけど、、、」
菅谷「図工とか美術の授業で何かしらは作っただろ」
図工か、、、。これまた懐かしい響きの物だな。しかし、本当に作った作品数も手で数えるくらいだしな、、、
「まぁ、絵の方が好きかなぁ。色んな色を混ぜて作るの楽しかったかも」
菅谷「嗚呼。分かる。出す量間違えると二度と同じ色できないよな。意外と難しい」
「菅谷君でもそう言う事あるんだね」
菅谷「ん？あるよ普通に。俺を何だと思ってるんだよ、、、」
「別にそう言う訳じゃ、、、」
菅谷「んまぁ、言いたい事は分かるぜ。なんせ超高校級だもんな」
僕の何気ない言葉で菅谷君は少し不貞腐れてしまった。考え無しに発言したからだ。今後気をつけよう。
「あ、そうだ。菅谷君って色鉛筆って使う？」
菅谷「色鉛筆？あったら使うかもしれないけど基本油絵だしな」
「モノモノマシーンで手に入れたんだけど、、、これ」
僕はしまっていた色鉛筆(172色)を菅谷君の前に出した。それを見た菅谷君はさっきとはいっぺんして目を輝かせて食いついた。
菅谷「これ、172色か！？凄いな！」
「欲しかったら上げるよ」
菅谷「おう！貰っとくわ！ありがとうな」
ここまで喜んで貰えると、あげたこっちまで嬉しくなるよな、、、！
菅谷「これ使って皆の絵でも描いてみないか？」
「、、、そこまで上手くないけど、楽しそうだね」
菅谷「上手い上手くないは関係ねえよ。やりたいならそれで良い」
「そうだね。じゃあ、いつかやろう」
菅谷「おう」
菅谷君と絵を描く約束をして分かれた。久しぶりに絵を描く気がする。
【菅谷倉介の通信簿に、今の情報を追加致しました。おめでとうございます。スキル“クラフトワーク“を獲得しました】
僕は菅谷君と別れると、一旦、自分の部屋へと戻る事にした。まだ、時間はあるな、、、じっとしている気分じゃない。どこかに行ってみようかな、、、。
ぐるるっ
あ、お腹がなった。そういえば朝もろくに食べてなかったもんな。出かける前に食堂に寄って何か食べてこう。
◇
原「あら、潮田君じゃない」
「原さん。どうしたの？」
原「お腹が空いちゃって、、、」
「僕もだよ。良かったら一緒に食べない？」
原「あら、じゃあお言葉に甘えて。じゃあ何か作ってくるわね。何が良い？」
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2022年9月15日 6時) (
レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...！！頑張ってください！ (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2022年6月22日 21時
