第2章 (非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ32
狭間「、、、果たして，そんな都合が良い事起きるかしら。私だってこんな楽しそうなゲーム避ける必要無いと思ってるのよ」
狭間さんが愉快そうにクツクツと喉を震わせて笑う。日曜日夜に放送されてるちび◯子ちゃんの野口さん、もしくは怪しい薬品で実験をする魔女のように笑った。それに対し、赤羽君も面白そうに笑いながら話しかける。
赤羽「狭間さんは面白い事言うねー。もう既に計画でもしてる感じ？」
狭間「さぁ、どうかしらね」
杉野「な、なぁ、、、もう辞めねえか？こんな話。殺人なんか起こらないって信じようぜ」
磯貝「そうだな。2人とも、皆の不安を煽るような事を言うのは控えた方が良いぞ」
赤羽「2人って誰のこと？俺と狭間さん？」
磯貝「嗚呼、そうだ。分かってるならやめとけよ」
狭間「私まで含まれてるなんて、心外ね」
ギスギスした空気が、杉野と磯貝君が止めに入った事で治った。忠告された2人は面白く無さそうにしている。
赤羽「神崎さんには言わないんだ」
暗い雰囲気が無くなりかけたのにまた出てきてしまった。赤羽君は何を言ってるんだろう。神崎さんはゼロサムゲームの説明をしただけじゃないか？杉野も同じ事を思ったのか
杉野「は？何で神崎さんが出てくるんだよ」
と聞き返した。
赤羽「適応する、だなんて本気で言ってるのかな？」
神崎「えっ、、、？」
赤羽君に問われた神崎さんは驚き言い淀んだ。あれ、思ってた反応と違う。そんな訳ないとすぐ否定するかと思ったのに。疑われたことがショックだったのかな。答えない神崎さんのかわりに片岡さんがフォローに入る。
片岡「赤羽君とは違って優しい子なんだがら嘘な訳ないじゃ無い」
赤羽「酷いなぁ。俺だって優しいじゃん」
寺坂「何処がだよ。わざわざ皆が不安になるような事言い出してよぉ、、、」
赤羽「何だ、バカな寺坂でも理解出来たんだね」
寺坂「んだとっ！」
堀部「喧嘩も他所でやってくれないか。俺達は蹴落とし合うライバルじゃなくて、力を併せて行く友達、もしくは同じ目標を持った仲間だろう。こんな所でイザコザは起こすな。特に寺坂」
寺坂「俺だけかよ！」
堀部君、、、ここ最近でイメージが変わったな。堀部君こそ僕達をライバル視してそうだったのに。毒舌、というか寺坂君に対して辛辣なのは変わらないけど。
赤羽「ま、そう言う訳だから、足元掬われないようにね」
この空気から逃れる為に早足で出て行った赤羽君。彼は本当によく分からない。のらりくらりとしてるというか飄々としてるというか、、、。
磯貝「赤羽は、、、1人だと危ないな」
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2022年9月15日 6時) (
レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...！！頑張ってください！ (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2022年6月22日 21時
