第2章 (非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ30
「と、いうか、寺坂君はここへ？」
寺坂「あ？朝といやぁトレーニングだろ。トレーニングする為に更衣室にいるかと思ったんだがな」
「いなかったんだ」
寺坂「プールの方も念のため確認したがいなかったぜ」
「プールには隠れれる場所なんて無いもんね。じゃあここにはいないのか」
それに、赤羽君が朝からトレーニングで汗を流すタイプかと言われればノーだと思うし、、、寺坂君がそう考えてるのが意外だ。
「寺坂君は、毎朝トレーニングしてるの？」
寺坂「毎日はしてねーよ。2.3日に一回やるくらいだな。これが意外と気持ちいいんだよな。どうだ？潮田もやんねーか？」
「え、遠慮しておくよ、、、」
寺坂「そうかよ、、、」
寺坂君は断られたことにそこまで怒っては無いようで。それから寺坂君とは分かれまた捜査に戻った。先程と同じように念のためプールまで確認しておく。人っ子一人いなかった。
◇
次は本命とも言える図書室だ。図書室のドアを開け、中を覗き込んだのと同時に、、、僕は驚きの声を上げていた、、、
「赤羽君！？」
予想の斜め上をいった光景を目の当たりにして、僕は思わず怯んでしまった。
「何、、、やってんの？」
赤羽「ん？潮田君じゃん。どうしたの？そんな慌てて」
「皆捜してるんだよ！、、、それで何やってるの？」
赤羽「釣りでもしてるように見える？読書中だよ。今面白い所なんだよ」
「そ、そうだったんだ。邪魔しちゃってごめん、、、じゃなくてさ！こんな所で何やってんの？言ったけど皆、心配して捜してるんだよ？」
赤羽「あれ？そんな時間？」
「もしかして、、、時間気づいて無かった？」
赤羽「ははっ。でも何で捜してんの？殺人でも起こった？」
「何でって、、、朝は皆で食べようって話だったじゃん、、、」
赤羽「、、、あれ、まだ続いてたんだ。ごめんごめん。すぐ行くよ」
僕達の話し声を聞きつけたのか、他の皆が続々と図書室に集まって来た
磯貝「赤羽！こんな所にいたんだな。心配したぞ」
杉野「何やってたんだよ？」
寺坂「こっちの気持ちなんて他所にいい気分で本なんて読んでたのかよ。」
赤羽「心配されるのは心外だな。本を読んでただけだって。今まで漫画とか映画のノベライズとかしか読まなかったけど推理小説も意外と良い物だね。」
片岡「推理小説？ここにあったの？」
菅谷「本に出てきたトリックを使おうなんて思って無いよな？」
赤羽「使う訳ないじゃん。使ったら真っ先に疑われるし」
「、、、だよね」
赤羽「ま、参考にはするかもだけど」
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2022年9月15日 6時) (
レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...！！頑張ってください！ (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2022年6月22日 21時
