第2章 (非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ27
原「すぐに戻ってくるはずよ。私達はここで待ってましょう」
神崎「そうね。でも、一つ問題があるんだけど、、、」
「問題？」
神崎「喉が乾いちゃって、、、」
寺坂「んだよ、、、紛らわしいこと言いやがって。全然問題じゃねぇわ、、、」
杉野「だったら！俺が紅茶でも淹れますよ！」
杉野、、、？杉野は王族へ忠誠を誓う平民のような顔と声色をして神崎さんの希望に応えれるよう努める。喉が乾いたと言った神崎さんも杉野の様子に目をパチクリさせていた。
神崎「え？良いの？」
杉野「もちろんです！何が良いですか？」
神崎「じゃあ、ミルクティーをお願いしたいかな、、、」
杉野「すぐ持ってきますね！」
杉野はそう言うと厨房は入って行った。それはもう嵐のような速さで。僕達はそんな杉野の様子にあっけに取られていた。
片岡「な、、、何アレ、、、」
堀部「何かヤバい物でも食ったんじゃないか？」
菅谷「モノクマになんか薬盛られたとか？」
僕達がコソコソとそんな事を話しているうちに杉野は戻ってきていた。
杉野「お待たせしました！！」
あたりに紅茶の匂いを漂わせながら、杉野はトレイを片手に戻ってきた。
神崎「あら、良い匂いね。ありがとう、杉野君」
狭間「ついでに全員分淹れてくれれば良かったのに。気が利かないわね、、、」
片岡「確かに。私達も喉乾いてきたしね」
杉野「、、、わり。頭が回んなかったわ」
神崎「頂きます」
杉野が女子2名から責められて謝っているうちに神崎さんはティーカップを手にしていた。最初に香りを嗅ぎ、そしてカップに口を付けゆっくりと飲む。その洗練された動作に僕らは目が釘付けになった。
杉野(流石神崎さん！エレガント！)
そうこうしているうちに、ようやく待ち人はやって来た、、、のだが、、、
磯貝「はぁ、、、」
菅谷「お？どうしたんだ？」
磯貝君は分かりやすく気を落として戻ってきた。彼のアイデンティティのアホ毛もシュンと萎えているように見える。
磯貝「赤羽なんだけど、インターホンを押してもずっと出てきてくれないんだよ、、、」
「居留守って事、、、？」
磯貝「多分な」
堀部「遅れた事を怒ってると思って逃げてるんじゃないのか？」
片岡「あはは、、、流石に無いと思う。でも可笑しいわね。いつもだったら遅くなってもマイペースに集まってくるのに」
寺坂「何かあったんじゃねえの？」
寺坂君のその言葉に僕らはみんな黙った。寺坂君の言葉が指す事、、、それ以上は言わなくてもその場の誰もが理解しているようだった。
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2022年9月15日 6時) (
レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...！！頑張ってください！ (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2022年6月22日 21時
