第2章 (非)日常編「週刊少年ゼツボウマガジン」 ページ14
神崎「黒幕は、初め私達が考えていたよりも、ずっと大きな力を持っているみたいなの。警備が厚いはずの希望ヶ峰学園を乗っ取り、さらには、ここに様々な改良を加えて、一応は高度な技術力を有するらしいモノクマを開発し、私達の膨大な生活必需品まで揃えて、、、極め付けは、あの処刑、、、。全部、、、手が込過ぎているわ、、、。ただの異常者の仕業とは到底思えない。逆らうのは危険すぎる相手だと思う」
原「なら、私達はどうするべきなの？」
赤羽「ここでのルールに従うしかないよ。どうしても、ここから出たいなら、、、他の人達を騙して勝つ、、、それしかないよ」
神崎さんの説明に原さんは疑問をもつ。その問いに答えたのは赤羽君だった。赤羽君は淡々とそう話す。赤羽君自身そう思っているのかは分からないが、僕はこんな事を平気で話す皆が怖くなった。それでだろうか。無意識に拒否反応が出ていた。
「イヤ、、、だ、、、」
赤羽「、、、ん？潮田君、、、何か言った？」
「誰かを殺してまで、、、生きたくないよ、、、人を殺すのは、、、もうイヤだよ、、、」
杉野「渚、、、」
負の感情っていうのは一度持つとボロボロと溢れていく。そして立ち上がるのが難しい。杉野や片岡さんが励まそうとしてくれてるが、僕はそれが聞こえなかった。
「前原君は、みんなが投票したせいで死んじゃったんだよ、、、みんなで殺したのと同じなんだよ、、、モノクマの言う通りだったんだ、、、」
磯貝「でも、、、」
片岡「あの時、前原に投票してなかったら、逆に、私達が処刑されていた、、、。潮田君はそれで良いって言うの？」
「、、、それは、、、」
菅谷「そうだぜ。それ以上自分を追い込むのは、マゾヒストのする事だ。前原の事は残念だけどそれで俺らが死んで良いわけじゃない」
片岡さんの意見に菅谷君が同意する。僕は2人の意見や他の皆の様子を見て言葉が詰まった。皆は自分の気持ちを押し殺して僕を励ましてくれている。先程の裁判場で北見さんに嗚呼言ったばかりなのに引きずるばかりで前を向けていない。そんな自分が情けなくなった。
「、、、」
堀部「、、、潮田の言いたい事は分かるが悪いのは茅野でも前原でもない。全て黒幕のせいだ。俺達に投票を強制したのも黒幕だった。逆らったらどうなってたか分からないんだ、、。それに、処刑なんて言ったが、結局前原を殺したのは黒幕だ。だから、俺達が憎むべきは自分達じゃない。黒幕のヤツなんだ、、、」
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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2022年9月15日 6時) (
レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...！！頑張ってください！ (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2022年6月22日 21時
