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第1章 非日常編「イキキル」 ページ11

モノ「ぶっひゃっひゃっひゃ、、、!!」

 最後に高笑いをしてモノクマは姿を消した。この悪夢のような現実に打ちのめされた僕達だけを残して、、、。モノクマから解放された後も、、、僕達はしばらく、その場を動かずにいた。いや、“しばらく“なんて言うには、長すぎる時間だったのかもしれない、、、。きっと、みんな怖かったんだと思う、、、1人になるのが、、、

磯貝「前原、、、」

寺坂「、、、クッソ!」

片岡「酷い、、、」

 心の声が漏れた人もいたが誰も話そうとして話す事はしなかった、、、皆、沈黙の面持ちのまま黙り込んでいる。だけど、そんな時だった、、、

北見「、、、潮田君、ちょっといい?」

 彼女は、僕の傍まで歩み寄ると、耳打ちするように語りかけてきた。

北見「戻る前に、、、貴方に、、、話しておきたい事があるの、、、」

 「、、、茅野のこと、、、だよね」

北見「、、、よく、分かったわね、、、学級裁判の前、私は貴方に言ったわよね?この事件は、貴方が突き止めるべきだって、、、」

 「茅野の裏切りを、、、僕自身に気付かせようとしたんだよね?騙されてるとも知らずに、、、まんまと信じて、容疑者になった馬鹿な僕自身に、、、」

北見「確かに、茅野さんは貴方を陥れようとしていた。それは曲げようのない事実、、、でも、彼女は最後まで迷っていたはずよ。だからこそ、、、死ぬ間際に、貴方の事を考えていた」

 「死ぬ間際に、、、僕の事を、、、?そんな適当な事、、、言わないでよ、、、。そんな、、、確かめようがない事、、、。もう、、、茅野に聞くわけにもいかないんだしさ、、、」

北見「彼女に聞かなくても、推理する事は出来るはずよ?彼女が最期に考えたのは、、、貴方をどうやって助けるか、、、だったはず」

 「、、、えっ?」

北見「彼女が最後の力を振り絞って、ダイイングメッセージを残したのが、その根拠よ。貴方がどうなっても構わないなら、あんなメッセージを残したりしないはず、、、」

 「そんなの、、、自分を殺した前原君に仕返しをしたかっただけかもしれないじゃないか、、、」

北見「確かに、、、その可能性もあるわ。だけど、私の考えは違う、、、彼女は迷っていたのよ。貴方を騙す事、、、そして、人を殺す事、、、だからこそ、彼女の計画は失敗に終わってしまった。彼女の想いが、、、失敗を引き寄せてしまったのよ。皮肉な話だけどね、、、」

 「、、、どうして、僕にそんな話をするの?」

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音楽ガール(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです。励みになります。これからもこの作品を宜しくお願いします! (2022年9月15日 6時) (レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - この作品好きです...!!頑張ってください! (2022年9月15日 0時) (レス) @page16 id: 3d8d715b9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音楽ガール | 作成日時:2022年6月22日 21時

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