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第154話 ページ4

私はエレベーターに乗り、その部屋がある階まで上がった。エレベーターを降り地図を確認すると、案外距離がある事が分かった。だいぶこの前とは変わったな。

 ◇

 部屋に着いた。部屋の前のプレートを見ると1人部屋ではない事に気が付いた。長居は控えた方が良さそうだ。そんな事を考えながらドアをノックする。すると、「はい」と男の声で返事が来た。あ、この声は将斗さんの声だ。良かった、他の人が返事をしなくて。

 ◇

「お久しぶりですね」

 部屋に入ると、先に将斗さんが口を開いた。ちなみに他の人は部屋にいなかった。ラッキーだ。

「お久しぶりです。体調は如何ですか?」

「もう普通に歩けるくらいには良くなりましたよ。あと少しで退院も出来るそうです」

 将斗さんは少し口元を緩めてそう話してくれた。良かった、、、元気そうで、、、。

「そうなんですね、、、。良かったです、、、」

「はい。、、、本当に貴方には感謝し切れないくらいです。、、、ところで、今日会いに来たのは、何か理由があるんですよね?」

 本題を切り出したのは、将斗さんの方だった。私の方から言おうとしていたが、切り出し方が分からなかったから良かった。

「はい。、、、今、手塚さん達は、犯人と会っています。全てを終わらせるみたいです」

「!ついに終わるんですね。、、、でも、どうやって?」

「東京スカイツリーが見えるホテルに呼び出してます。本当はドラマみたく崖が良かったみたいですが」

「崖って、、、だいぶ古いですね」

 私の話を聞く将斗さんはまたフッと笑ってそう言った。やっぱり私の感想は正しかったらしい。(151話参照だけどしなくても良い)

「ですよね。私もそう思いました。、、、それくらいでどんな方法で自白させるのかは分かりませんけどね、、、」

「そうなんですね、、、。で、本当の黒幕は誰なんですか?貴方の推理通り黒島さんですか?」

「まぁ、黒島かと、、、呼び寄せる為に手紙を出したんですが、それが江藤さんと尾野さん、西村さん、黒島の4人なんで、、、確実に黒島だと思います。終わり次第連絡くれます」

「嗚呼、その中でいったら彼女ですね」

「、、、ところで、退院したらどうするんですか?」

 私は話がひと段落ついたところで重たい話を出す。流石に聞くのはマズイかな、とは思ったけれど、、、

「、、、?どうする、とは?」

「、、、だって、将斗さん、、、懲戒免職されてるじゃないですか」

「、、、はい。、、、それを知って、貴女は、、、どう思いましたか?軽蔑しますか?」

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音楽ガール(プロフ) - 作者さま!!さん» あ!本当ですね。外し忘れました。外しておきますね。教えて下さりありがとうございます。 (2021年9月17日 18時) (レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音楽ガール | 作成日時:2021年9月17日 17時

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