第1章 非日常編「イキキル」 ページ27
この燃えカスって、、、布だよね？それに、この形状って、、、ワイシャツの袖口みたいだな、、、。しかも、袖口の部分に血が付着している！じゃあ、これって、、、！
「犯人が隠滅した、、、証拠の残り？」
でも、袖口が白いワイシャツを着てる人物なんて、ほとんどだよね、、、。これだけじゃあ、犯人を割り出す証拠にはならないかも、、、
ワイシャツの燃えカスを手帳に記録しました。
、、、ん？何だ、あれは？ワイシャツの燃えカス以外にも何かが落ちていた。僕は確認する為にそれに近づく。なんか、ブヨブヨしてる。、、、ゴムかな？いや、、、スライムだ。かなり粘着力のある。それと、よくよく見れば毛糸みたいなものもついてる。黄色い糸の、、、何だろう。フワフワというよりなんかゴワッとした触感だ。僕が調べていると菅谷君が近づいてきた。
菅谷「何だ？それ？」
「スライム、かな、、、。何でここに落ちているのか分からないけど、、、」
菅谷「ちょい見して」
「分かった」
はい、と言ってスライムを手渡す。菅谷君はしばらく観察した後、僕に返してきた。何か分かったのだろうか。
菅谷「かなり粘着力あるな、、、。指先がねばっとしてるわ」
「だよね」
菅谷「それよりも、糸みたいな物も付いてるな。これ、、、フェルトっぽい」
「フェルト？」
菅谷「ぬいぐるみなんかでもあるだろ。フェルト地の。あれだよ」
「へぇ。そうだったんだ。でも何でフェルト？」
菅谷「さぁ。でもこの黄色いフェルトってテニスボールみたいな触感なんだよな」
「テニスボール、、、」
菅谷「テニスボールはフェルトで出来てるらしいからな」
「そう、だったんだ」
これで何でここに落ちているかは分かった気がする。これは菅谷君様様だ。
「菅谷君、ありがとう」
菅谷「ん？どういたしまして」
フェルトの付いたスライムを手帳に記録しました。
「ところで、菅谷君って物知りだね」
菅谷「そうか？」
「そうだよ」
菅谷「まぁ、デッサンする時にデッサンの対象の構造や歴史も調べるんだよ、俺。それで、過去にテニスボールを描いた事があって、たまたま覚えていたんだな」
「へぇ。そうなんだ」
菅谷「それより、、、やっぱ、殺人に関係あるよな。それ」
「、、、だと思うよ」
菅谷「こんな目立つ黄色が落ちてたら流石に気づくはずだしなぁ、、、」
菅谷君は頭をガシガシと掻きながら呟いた。そうだよな、、、これの出所も調べた方が良いかな、、、。
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羽鶴 - あのバター君かな？！ (2022年8月4日 17時) (
レス) @page50 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
音楽ガール(プロフ) - 羽鶴さん» コメントありがとう御座います！ビジョンの時間以降の寺坂が結構好きって言うのとダンロンの原作キャラに暴走族だけどいい奴がいるのでそのポジションになってもらいました。 (2022年8月1日 8時) (レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 寺坂,,,いい奴ジャン (2022年7月25日 13時) (レス) @page16 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
音楽ガール(プロフ) - アロンさん» コメントありがとうございます！ほぼ原作通りに進めて来ましたが面白いと言って下さると凄く嬉しいです。ゲームをやった事がある人もない人も楽しんで読めるような作品にしていきたいなと思っています。 (2021年9月21日 19時) (レス) id: c3c20d79e5 (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 続きが気になるーー！！ダンガンロンパ自体あんまり知らないから尚更なんですけど、裁判とかどうなるんだろうって感じです！更新待ってます！頑張ってください！ (2021年9月21日 17時) (レス) @page13 id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽ガール | 作成日時：2021年7月1日 20時
