【APH】libro di storia【短編集】

いたりあ語 【南伊】 ページ5

今日はロヴィーノさんのお家でイタリア語を学んでます

ﾛﾏ「だっかっら！ここはこうやって…」

発音を教えてくれる実は優しい彼
だが、日本人のAにとって巻き舌は難しいのである

「え、えぇ…るぉぉぉ…おおお」

いつまで経ってもできない発音

ﾛﾏ「休憩するか」

イタリア語は北と南で違うとこがあるそうだ
南はスペイン語に近いのがあるらしい


ロヴィーノはレモネードを持ってきてくれた

「あ、ありがとうございます」

甘酸っぱい味が口いっぱいに広がる


ﾛﾏ「お前、どうしてイタリア語なんて覚えようとしてんだ？」

と、椅子を揺らしながらロヴィーノは尋ねてきた

「この前ですね、本田さんがイタリアの魅力を教えて下さったんですよ、写真を見せながら」

ロヴィーノは前かがみになりAの話に聞き入る

「写真に写っている景色がとても綺麗で実物を見てみたいと思い、少しでもイタリア語を覚えて観光してみようと思った訳です」


ﾛﾏ「そんなの俺に言ってくれれば案内してやったのに」

1人で観光するつもりなのかよと小さな声で言った後、
ハッとした顔をして真っ赤になった顔を手で覆ったロヴィーノ


「ロヴィーノさんが案内して下さるのでしたら、もう学ぶ必要はないですね」


Aはロヴィーノに近づき耳元で

「じゃ、お願いします。案内人さん」

ｸｽｯと笑うと

ボンッと音が見える位真っ赤な顔になるロヴィーノ



ﾛﾏ「お、おう」


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そんな彼に「cool」と伝えるのはまた別のお話

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