大ちゃんの気まぐれ日記second (ページ24)

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ムジャキside

ムジャキ「A様絶対渡せますから大丈夫ですよ！」

A「まって……もう大貴くんの周りに女子がいっぱいいる……」

女子1「大貴くん！これバレンタインチョコ」

有岡「ありがとう」

女子2「私からも！」

女子3「私のももらって！」

有岡「みんなありがとう」

……大貴様大変そう

A「やっぱいいや」

ムジャキ「え？A様？」

A「あんな女子達と比べたら私の……」

ムジャキ「せっかく作ったじゃないですか！渡しましょう！」

A「なんで渡すことにこだわるの？もういいんだってば！」

ムジャキ「A様の意気地無し！もう知りません！A様なんか知りません！」

A「……私もムジャキなんて知らない！」

僕は走って逃げてしまった

走って走って走り着いた場所は屋上

どうやって屋上来たんだっけ……

それさえも分からずがむしゃらに走っちゃった

てかどうしよぉ！

A様と喧嘩しちゃった

ムジャキ･？「はぁ……」

ムジャキ･？「え？」

ムジャキ「あ、大貴様」

大貴「え、あ、君はAちゃんのロボット」

ムジャキ「こんな所で何してるんですか？」

大貴「そっちこそロボットが何してるの？」

ムジャキ「ロボットって名前じゃありません！ムジャキです！」

大貴「あ、ムジャキくんねごめんね」

ムジャキ「でだ大貴様何してるんですか？」

大貴「あぁ、女子から逃げてきた」

ムジャキ「そうなんですか」

大貴「すごくありがたいんけのどさ俺の本命の子からは貰えなかったな……」

ムジャキ「本命の子？」

大貴「恥ずかしながら片想い歴5年目です」

ムジャキ「どんな子なんですか？」

大貴「明るくて面白くて話してるだけでこっちまで笑顔になれる子
責任感が強くて頑張り屋さんなんだけどおっちょこちょいなんだしかもものすごい鈍感だし
それでそれでいつも出勤する時は下ろしてるんだけど仕事する時は集中するためにオレンジのシュシュで髪を一つにまとめててかっこいいんだ

……あ、なんか変態みたいだな」

ムジャキ「いえ、大貴様の一途さがよく分かります」

大貴「ありがとう」

ムジャキ「チョコ貰えるといいですね」

大貴「そうだね、ムジャキくんの1番知ってる人だよ」

ムジャキ「へ？」

大貴｢あ、なんでムジャキくんは屋上にいるの？」

ムジャキ「…ご主人様と喧嘩しちゃったんです」

大貴「あら……」

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