ドラゴンボールGT ~新たな戦士~

第26話 1人の夜と決意 ページ27

ブラ)（1人）…！！

（1人）)ママ…？

ブラ)良かった…無事で……



カプセルコーポレーションに着いた（1人）とヴァドス。



そこには家族の再会を楽しむみんなの姿。



（1人）を見た瞬間に駆け出したブラは（1人）を精一杯抱き締めた。



それに、懐かしい姿が多数あった。



ピッコロ)（1人）、超サイヤ人になったらしいじゃないか

クリリン)良かったじゃないか！



ピッコロやクリリン、18号さんなど、今までおじいちゃんと共に敵を倒していた仲間たち。



プーアル)ヤムチャさま、（1人）ちゃんにも抜かされてしまいましたね

ヤムチャ)サイヤ人に勝てる訳ないだろ笑

全員)アハハ！




そんな楽しい雰囲気とは別で、ヴァドスとシャンパはクリスタルについて話していた。



シャンパ)（1人）は本当にいいと言ったんだな。

ヴァドス)はい…

シャンパ)そうか……

ヴァドス)多分（1人）さんは自分の神の座よりも、家族やこの第7宇宙を優先したいのです。

シャンパ)ライティンと同じだな。




シャンパはブラに抱き締められている（1人）を見つめる。




（1人）)どうしてみんな居るの？

18号)最近街に良くサイヤ人が出るからここなら何か知ってるんじゃないかと思ってね

（1人）)そっか…



（1人）の頭にふと、怒りのエネルギーが思い浮かぶ。



ビルス)怒りのエネルギーはもう破壊した。やつがこれ以上パワーアップすることは多分ないだろう

（1人）)ビルス様…

ビルス)弱気になるな。

（1人）)はい……







あれから数時間経ち、もう空には多くの星が並んでいた。





（1人）はただ1人ベランダに出て、自分の思いを整理していた。





（1人）)やつを倒しても、私は居なくなってしまう……もう、パパ達にも会えなくなる……なんで…なんで私なのよ……




そう呟きながら（1人）は一筋の涙を流した。




そこでまた、（1人）の頭には家族の再会を楽しむサイヤ人達の姿、自分の家族を思い浮かべた。




（1人）)私のせいで、誰も苦しめたくない……









そんな（1人）の姿を悟空は遠くから眺めていた。




悟空)(あいつ、何考えてんだ…？これから嫌な気しかしねぇ……)

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