Happy End ページ40
いつもより断然静かな朝食。
何故か私を罵倒する声がない。
ついにどうでも良くなったか…
なれ？なんで悲しいんだろう。
別にどうでもいいはず…
あ、そっか。
やっぱり私、みんなのことが好きなんだ。
大好きなんだ。何をされようとも、大切な仲間なんだ。
ほとんど出されたものを食べずにそんなことを考えていた。
喉が拒絶する。だから一口だけでも吐きそうになるんだ。
『ごちそうさまでした』
と小さい声で言えばペ神にもう食べないの？と聞かれる。
『うん。少しやりたいことがあるんだ』
そう言いながら貼り付けた笑顔を見せれば周りからの視線を感じた。
悲しそうな目で何故か私を見ているみんな。
なんなの？いきなり。少し恐怖なんだけど…
気がついていないふりをして食堂を出る。
小さい声で『ありがとうございました』と呟いて
部屋に戻ってからはあっという間だった。
一人一人に遺書を書いた。
書いた後はそれぞれのメンバーカラーの封筒に入れて直ぐに見つけられるように机の上に置いておいた。
今はだいたいお昼時。
まだ外は明るいけど今日はみんな仕事が無いみたい。
ロボロはずっと監視室にいるみたいだけど。
そのままお城の中を全部見た。
広いけどそう時間はかからなかった。
思い出に浸りながら屋上へ向かう。
今日はとても天気がいい。
さあ。最後の任務だ。
そう思いインカムに手を添え、全員に繋がるようにした。
【皆さん聞こえていますか？聞こえてなければ私の独り言になってしまいますが…もう最後なので一つだけ言わせてください。今までの人生本当に幸せでした。皆さんと居ることが出来て、暮らせて、幸せでした。ありがとうございました。それでは、また来世でお会いしましょう。さようなら】
インカムからペ神や兄さん、ショッピくんとクラレ先生の声が聞こえた。
ショッピくんとクラレ先生は一緒に居たみたい。
本当にありがとうみんな。幸せだった。
最後は笑顔で。
『ありがとう。ｻﾖﾅﾗ』
ﾄﾞﾝｯ
Happy End ｰ思いｰ
━━━━━━━━━━━━━━━
遺書編は次回です。
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黯亞(プロフ) - はるさん» 指摘ありがとうございます。頑張ります！ (2020年10月2日 21時) (
レス) id: a9b4009933 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はる - ７つのところのsyp 君が呼んでますよのところが読んでますよになってますよ (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あら本当だ……ありがとうございます(*^^*) (2019年11月1日 0時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - そういうと黙り込んでしまう。黙るのは肯定なんだよ？ 『(名前……)』ってなってました。初コメのくせにとか思うかもですが(´;ω;｀) (2019年10月31日 22時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黯亞 | 作成日時：2019年4月2日 13時
