2つ ページ4
ペ神side
A「……足りない」
俺が適当にフラフラ城内を歩いていて、Aの部屋の前を通り掛かった時、Aの部屋からなにか聞こえた。足りない？それってまさか…！
そう思いAの部屋を直ぐにノックした。それから少し経ってからAが顔を出した。
『A、今何してた？』
そう問いただすと
A「別に書類やってただけだよ？」
そう笑顔で言うA。そんなの嘘だ。この子が今笑顔になれるわけがない。
『嘘つかないで。俺達には本当のことを言ってくれるって言ったじゃん。迷惑かけていいから。それに扉から聞こえたよ。足りないって』
そういうと黙り込んでしまう。黙るのは肯定なんだよ？
『A……』
A、あからさまに腕を隠しすぎだよ。それに、部屋からすごい鉄の匂いがするよ？見えはしないけどこれでも医務を任されてるんだよ？常にロボロを狙ってるけど()
『医務室いこ』
A「……うん」
諦めたのだろう。素直に聞いてくれた。この子を鬱状態から救わないと…
┄┄┄┄
Aside
医務室。私のもうひとつの部屋…と言っても過言ではないだろう。自分の部屋とは違う独特の匂い。この匂いも好きだ。
ずっと沈黙が続いている…何か言わないと…
『あの』
神「何？」
『っ。ご、ごめんなさい』
神「なんで？」
『だ、だって私がこんなことしてるせいでペ神とかに気を使わせちゃってる…本当はみんなみたいにウザがってるはずなのに…もう私なんかに関わらなくても』
神「それは違うよ？」
『え？』
どういうこと？違う？何が？
神「俺達は迷惑なんて思ってない。少なからず俺は思ってないよ。気を使わせてる？俺は本当に心配だから関わっているだけ。じゃなかったら今頃無視してるよ。だから自分だけで詰め込まないで。俺たちに相談して。迷惑かけてこその仲間でしょ？ね？みんな？」
みんな？
兄「バレてたか…」
兄さん…
ショ「いや、バレてないと思ったんすけどね」
ショッピ君…
ク「流石といえばいいかな？」
クラレ先生
『みんな…うん…ごめんね。迷惑かけるね。本当にごめんね』
神「うん。ほら、泣いてスッキリしちゃいな」
ああ、暖かい。気分が楽だ。みんな本当にごめんね。
――
ショ「兄さん帰ってきてたんすね」
兄「俺は静かに帰ってくる主義やから」
ク「言ってくれたら新作の薬品でお出迎えしたんだけどな」
兄「クラレ先生怖いです」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 358人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黯亞(プロフ) - はるさん» 指摘ありがとうございます。頑張ります！ (2020年10月2日 21時) (
レス) id: a9b4009933 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はる - ７つのところのsyp 君が呼んでますよのところが読んでますよになってますよ (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あら本当だ……ありがとうございます(*^^*) (2019年11月1日 0時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - そういうと黙り込んでしまう。黙るのは肯定なんだよ？ 『(名前……)』ってなってました。初コメのくせにとか思うかもですが(´;ω;｀) (2019年10月31日 22時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黯亞 | 作成日時：2019年4月2日 13時
