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ガチャ
扉を開けるとそこには私以外の幹部が全員そっていた。勿論。兄さんも。この時はたまたま城にいたから一緒に出ることになったのだ。“こいつが無能だから兄さんいてよかったわ”
そう言われたよ。それでも兄さんとペ神、ショッピ君は信じてくれた。
そんなことを思い出していると鋭い視線が来ているのに気がつく。なんだろうと思い声を出そうとすると
シャ「なんでお前も来んねん。お前はいらんわ。戦争に出てもいないくせに」
と、シャオロンに言われた。まあ、みんなに見られないように影で敵倒してたからね。わかんないだろうね。私のおかげでみんなはあまり大変じゃなかったこと。
それでもおかしいと思うやつもいるみたい。そりゃ私は今真っ赤になってるからね。当たり前だよね。
鬱「こいつなんでこんなに血だらけなん?」
そう冷たい目で言われた。どうせ何言っても無駄だ。もう好きにして…
コ「どうせあれやろ?調子乗って裏から戦場行ったら的に襲われたみたいな感じやろ?」
勝手にそう思っとけ。なんでもいいよ。もう。
ゾ「せやけどな、こいつなんか知らんけど大将の部屋にいたんよ。その事聞いたら私が殺,したとか馬鹿なことほざいてたけどな笑」
じゃあ私以外に誰が殺,したんだよ。
ひ「それは変やな。俺らが戦ってる時に敵に見つからない場所から回ってった?でもこいつにそんなこと出来るわけないしな…」
ホンマにもうなんなん…名前すらも呼ばなくなってしまってんな…苦しいわ…
エ「でもそうなると誰が大将の首を取ったのでしょうか?Aさんよりも先に誰か来ましたか?」
お。まさかエミさんは私のことを…
グ「そんなのゾムに決まってるだろ。ほら、こんな話はほっておいてさっさとゾムの手柄にして祝福するゾ!」
エ「でも……そうですね。あんなことする人にできる訳ありませんよね」
あ、そうやった。破けた本全部引っ張り出してエミさんとこ持ってったんやった。あぁ。本当に馬鹿なことしたな。苦しくなるならこんなことしなきゃ良かった。
ここに居るだけで胸が苦しい…
そう思い私は総統室を静かに出て自室に戻った。
ふとこんなことを考えた。
“私が生きてる意味ってなんやろ”
そんなことを思っていたら無意識に刃物を持っていた。そしてそのまま手首へ…
グサッ
そんな音がぴったりだろう。"自分の存在証明"のために私は手首に真っ赤な花を咲かせた____
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黯亞(プロフ) - はるさん» 指摘ありがとうございます。頑張ります! (2020年10月2日 21時) (レス) id: a9b4009933 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 7つのところのsyp 君が呼んでますよのところが読んでますよになってますよ (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あら本当だ……ありがとうございます(*^^*) (2019年11月1日 0時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - そういうと黙り込んでしまう。黙るのは肯定なんだよ? 『(名前……)』ってなってました。初コメのくせにとか思うかもですが(´;ω;`) (2019年10月31日 22時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黯亞 | 作成日時:2019年4月2日 13時