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あの時*

私が無能になって初めての戦争。
その時のα国は大分進んでいて戦闘力が高い我々国でも苦戦する程だった。勿論。私は無能だ。だから近接も遠距離もいけたけど

「邪魔だからどけ」

そう言われ突き放された。しょうがないよね。私が出来ないんだから。
そう思いつつも私はどこかで悲しんでいた。

そんな時、敵が隙を見せた。けれど大将の近くにいるゾムは城前の敵にてこずっていた。ここからほかの幹部を呼ぶのは時間がかかる。それに私なんかの頼みごときになんて誰も反応しない。ならば私が行ってしまえばいい。私は逃げ回っていた弱い兵士たちを処理しまくっていたので白の近くに偶然いたのだ。

私はそう考え敵がいないのを見計らい、大将の部屋に着いた。

そのままドアを蹴り破り、大将目掛けて一直線…とは行かず、護衛10人程に囲まれた。こいつらの軍どんだけ人おんねん。大将には私が無能と言われていることを知られていたからめちゃくそに言われた。私が帰れることは無いと思ったのか、ついでと言っていいほどに幹部全員の悪口を言ってきやがった。

その瞬間、私の中で何かがブチ切れた。無能と言ってくるような人達を悪く言われて腹が立っているみたいだ。そんな自分が嫌だった。それでも私はみんなが好きなんだと自覚し、狂ったように囲んでいた敵兵全員を殺,した。私は返り血で真っ赤になっていた。
私がこの部屋の至る所に花を咲かせてしまったのか…
そんな事をぼーっと考えていると後ろから声がした。

ゾ「なんやこれ」

ゾムだ。どうせ私がやったなんて言ったところで無駄。だけど心のどこかで期待していた。

『私が……やったんや。大将の首も取ったんわ私や』

ゾ「んだと?そないなわかりやすい嘘つくなや。てか邪魔や。どけ」

そう言われゾムは大将の首を持って部屋を出ていった。その時のインカムに光が着いた。一応出てみるとゾムが大将は死んだと報告していた。

はよ帰らんとまた怒られる。そう思い城へ無我夢中で走った。

その時思い出した。敵を倒していた時に何度か傷をつけられたことを。痛むのを必死に我慢して走った。城に着いた頃には傷は大きく開いていたが気にしないで重い足を総統室をさへやった。

多分ゾムの手柄ってことになっとるんやろな。

ゾムの足の速さならもうとっくに着いているだろう。私もゾムと大して変わらないが怪我をしていたせいで遅れてしまった。

ただ、少しだけだが____

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黯亞(プロフ) - はるさん» 指摘ありがとうございます。頑張ります! (2020年10月2日 21時) (レス) id: a9b4009933 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 7つのところのsyp 君が呼んでますよのところが読んでますよになってますよ (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あら本当だ……ありがとうございます(*^^*) (2019年11月1日 0時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - そういうと黙り込んでしまう。黙るのは肯定なんだよ? 『(名前……)』ってなってました。初コメのくせにとか思うかもですが(´;ω;`) (2019年10月31日 22時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黯亞 | 作成日時:2019年4月2日 13時

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