過去1Ver.ぶるーく ページ9
ぶるーくside
『ここは…どこ？』
僕達は知らない場所にいた。後で図書館で調べたけど、ここは人間界ってところらしい。俺たちとは似てるけど違う見た目。これが人間というらしい。僕達はまだ7歳になったばかりだ。でもこの目の前の現状が僕達をどう表すか示していた。
『普通…じゃない…』
図書館で色々調べた。人間界とは何か。人とは何か。それを調べていくうちに、僕達は知ってしまった。
“吸血鬼は人間におそれられている”
それを知って驚いた。だが吸血鬼は人間に姿を変えられる…ということは恐れられているから人間に姿を変えられるようになった…ということ？
頭が破裂しそうだった。けど、一定条件をクリアすれば人間界に行ってもいいらしい。
僕は家に帰ってお母さんに聞いてみた。
『お母さん。人間界ってどんな所？』
お母さんは酷く驚いた顔をしていた。そして僕にこういった。
'あそこには二度と言ってはいけない'
と…
でも僕は好奇心旺盛な少年だ。誰にもバレずにこっそり人間界に行っていた。
そこは楽しく、初めて見るものばかりだった。
何故こんなに楽しいところなのに避けるのだろう。僕は不思議でたまらなかった。
そんなある日……人間界に行っていることがお母さんにバレた。
母「何故行くなと言ったのに行ったの！あそこは危険なのよ！」
『でも楽しかった！みんな平和で危なくなんてなかった！なんでそんなに避けるんだ！』
僕がこんなことを言うなんて思っていなかったのだろう。顔はひきつっていた。
それからは人間界に行けなくなった。
とても退屈だった。みんなと遊んでいてもなんか物足りなかった。
それから何年か経ち僕達は15歳になった。
あれ以来僕は人間界には行けなかった。だがある日僕は人間界に行った。隙を着いたんだ。普段閉まっているが空いた隙をついて人間界へ行った。
初めて見た時とさほど変わっていなかった。やっぱり楽しいと思っていた…けれどそんなのは束の間。
GPSでも付けていたのか直ぐにお母さんにバレた。
こっぴどく怒られた。でも僕は言い返した。そしたら…
'そんな子に育てた覚えはない。お前は私の子じゃない。今すぐ出ていけ。二度と帰ってくるな。'
だって。後々分かったことだけど人間界をあまりに肯定していたから人間なのでは？と言われていたらしい。そんな事を言われお母さんも嫌だったろう。
でもね、僕は人間界に行くよ。
だって楽しいんだもん。
それからは捨てられた皆とここで一緒だった
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シモン - かーみーさーまーｗ (2019年7月15日 22時) (
レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - シモンさん» かーみーさーまー(どっかで聞いたことあるような……) (2019年7月12日 22時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - 零さん» マジですか。いい情報をもらってしまった…… (2019年7月12日 22時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - |дﾟ)ﾁﾗｯ＜スマイルさんリアで眼鏡かけてますよ() (2019年7月9日 23時) (レス) id: 7d3c5a6291 (このIDを非表示/違反報告)
シモン - え〜僕なんかが神様じゃないですよ〜貴方様が神です！ (2019年7月8日 15時) (レス) id: 57a1c00f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黯亞 | 作成日時：2019年2月27日 21時
