父と母 ページ7
重岡side
俺な、久しぶり実家に帰ってん。
実家に帰ると、亡くなったオカンを思い出すねん。
オカンは認知症やった。
世話をつきっきりでしてたオトンを困らせとったオカンの姿が目に浮かぶ。
そんで今はオカンの書斎に入った時
俺は初めて違和感を感じてん…。
オカンにプレゼントしたカレンダーが見つからへん
何の気無しにテーブルを漁っとると、ハサミでバラバラにされたいくつかのカレンダーの切れ端が順序よく並んでることに気づいてん。
「オカンはどんなに呆けてても
俺のプレゼントは大切にしとったはずやのに…」
俺はショックを受けた…。
俺は感傷と一緒に並べられとった日付を整理した
4/4 4/4 4/10 6/11 3/1 6/12 5/6 7/2 6/7 6/17 4/10 4/14 5/16
俺は1枚だけ向きが逆になっとる6/17に気づいて他の日付と同じ向きに変えとったら、1階にとるオトンが俺を呼んだ。
今日は五年ぶりのオトンの手料理が食べれんねん。
感傷を胸に押し込んで俺はオカンの書斎を後にした
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はまかみlove(プロフ) - ありがとうございます!いえ、これは意味が分かると怖い話をWESTで当てはめただけなので...でも自分でも考えたいなって思ってます!(*⌒▽⌒*) (2017年7月25日 15時) (レス) id: 33f58e588a (このIDを非表示/違反報告)
いちごオレ - めっちゃ面白かったです!はまかみloveさんがお話を作ったのですか? (2017年7月25日 15時) (レス) id: 662c0e1ebb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はまかみlove | 作者ホームページ:http://hamada.kamiyama
作成日時:2017年7月23日 9時