クチウツシ

じゅう ページ10

日が沈んだ砂浜は誰もいない
また二人っきりになってしまった
本日3回目
2人になったらやっぱりドキドキする

青『ごめんなあ、神ちゃん』

流星は申し訳なさそうやけど全然いい
むしろまた流星と2人になれて嬉しい
まあ俺は素直じゃないからそんなこと言われへんのやけど

緑「ええよ、それよりどこに忘れたん？」

青『んん、この辺やと思うんやけど……あった！』

緑「よかったやん、じゃあ帰ろ」

青『待って』

緑「え？」

青『もうちょっとここおりたい』

なんで？こんなこと言われたらさ、自惚れちゃうやん
俺のこと好きなんかなって思っちゃうやん
昼間のこともあるし、流星の気持ちがわからんくてモヤモヤする
ハッキリさせるには今しかない

緑「…流星はさ、俺のことどう思ってるん？」

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