クチウツシ

なな ページ7

そしてコンビニに着いてみんなから頼まれたジュースをカゴに入れた

青『神ちゃんは？サイダー？』

緑「うん、サイダーにする」

青『はは、サイダー好きやなぁ』

緑「おいしいやん」

青『せやな、よしお会計しよか』

流星はさっきと違うジュースを買った
その後そのまま帰る予定やってんけど

青『ちょっとベンチ座っていかへん？』

緑「え？けどみんな待ってる」

青『ちょっとぐらいええやん、な？』

緑「ふふ、そうやね」

もうちょっと流星と2人でいたいって思ってたし
流星が誘ってくれたからベンチに座ることにした

青『なあ、サイダー1口ちょうだい』

緑「いいよ、はい」

青『…』

え？差し出してるのに受け取ってくれへんねんけど
しかもめっちゃこっち見つめてくるやん
あかん、また心臓がうるさくなってきた

緑「流星…？」

青『クチウツシがいい』

緑「…は！？」

青『クチウツシで俺に飲ませて』

この人はなにを言ってるん？
ほんまに俺からのクチウツシを待ってるわけ？

青『ほら！早く！！』

やるしかないか
流星1回言い出したら聞かへんからなぁ

俺は意を決してサイダーを口に含みゆっくりと流星に近づいた

青『ふは、おいしい、ありがとう』

ああ、俺たぶん顔真っ赤やろうな
なのに流星は余裕そう

青『よし！戻ろか』

緑「あ、うん！」

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