クチウツシ

にじゅう ページ24

流星に着いていくと連れてこられたのは誰もいない屋上やった

屋上に着くと流星はこちらを見て微笑んでおいで、と手を広げた
これは、抱きついていいってことやんな？

そうとしか解釈できなかった俺は勢いよく流星に飛びついた

青「うおっ」

緑「流星！好き！大好き！」

青「…俺も、神ちゃんのことが大好き」

やった、やっとや、やっと流星と想いが通じあった

青「神ちゃん、俺と付き合って」

緑「うん！もちろんや！」

青「…望に謝らないとなぁ」

流星、のんちゃんが実は協力してくれてたってことに気づいたらしい

緑「謝るんじゃなくて、お礼言わないと」

青「はは、そっか、そうやな」

緑「…は！今何時！？」

青「ん？16:55やで？どうしたん？」

緑「17:00になったら屋上鍵かけられるやん！」

青「あ！ほんまや！早く戻らないと！！」

やっぱり俺の好きな人は天然やわ

まあそんな天然くんに俺は恋したんやけどな

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