クチウツシ

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そして週末
普段は集団行動とか苦手なはずなのに俺はワクワクしていた
…流星がいるからかな？

実は俺は流星が好きやねん
けど流星って男同士とか無理そうやん？
やからこの気持ちはそっと胸の奥にしまっている
つもりやったのになぜかのんちゃんに気づかれてしまった

桃『かーみちゃん！』

緑「ん？どうしたん？」

桃『神ちゃんの好きな人当ててあげよっか？』

緑「え？」

桃『流星やろ？』

昨日流星としげは塾やからってのんちゃんと2人で帰っていると急にこんなことを言ってきた
俺ってわかりやすいらしい
流星と喋る時ちょっとだけ表情が柔らかくなるんやって
そんなこと自分では気づいてなかった
ていうかそれ流星にも気づかれてるんちゃうん？

桃『あ、大丈夫やで、流星鈍感やから笑』

あ、そうやった
俺の好きな人はド天然で超鈍感なんやったわ

桃『俺、神ちゃんの恋応援する！明日もっと仲良くなれたらいいな！』

のんちゃんはそう言ってくれたけど今更もっと仲良くなるなんてできるんかな？
まあいいや、今日は楽しむって決めてんねん
サッカー部みんないるけど流星といっぱい話せたらいいな

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