同い年だよね？【ハイキュー】【北信介】

農家２１ ページ22

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いつも通り、習慣化された神社へのお詣りを今日もしようとすると階段のところでAに止められた









泣き出す彼女に何かあったのかと問えば一向に口を割らない

どうしたものかと考え込んでいたら彼女の後ろから現れたのは俺よりも１０ｃｍ高い茶髪の男









…まてよ、昔月バリで見たことがある。確か、









「 ちょっとA、勝手に走んないでよーって、え？ 」

「 ？？ 」

「 A？誰これ 」

「 …及川、帰ってよ 」

「 折角来てやったのに、可愛くないなあ 」









そう、宮城のセッター。及川だった









実際話したことはないし大会でも見たことがない

けど、侑がよく宮城のこのセッターなんやねん！俺のがイケメンやろがい！！と叫んでいたのを覚えている









それはさておき知り合いであろう２人
及川は名前で呼んでいるにも関わらずAは名字で読んでいる

何か深いわけがあるのかとぐるぐると考えていると引き取られていったA









この間何があったのか正常にまだ片付ける事ができなくて立ち尽くしてしまう









けれど、Aが連れていかれる瞬間

ぎゅ、と袖を握られた感触があった









「 …なんやねん、 」









いきなり出てきよった及川に腹が立つ









ムカムカと胸のあたりが苦しい









ぐるぐると俺の心に渦巻く黒い感情









去り際にこちらを一目見た及川









全ての苛立ちが積み重なってポツリと浮かんだ感情









それは









「 俺のや、取んなや 」









独占欲









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