私のおにぎり宮【ハイキュー】【宮治】

After : XII ページ14

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「 わぁ〜…！父さん！みて！指握ってきた！ 」

「 ほんまやなあ、お兄ちゃん〜って言うとるんやない？ 」

「 今日から俺お兄ちゃん？ 」

「 せや、お兄ちゃんや 」

「 可愛えなぁ…兄ちゃんが守ったるからな〜！ 」

「 ふふ、子供の名前（兄）気合入ってるね 」

「 やって俺子供の名前（妹）と子供の名前（弟）のお兄ちゃんやから！ 」









目を輝かせながらこちらを見てきた子供の名前（兄）


数年前の人見知りはどこかに消え去ったのか今ではフレンドリーすぎる男の子に成長してくれた

バレーも続けており部活の同学年の中で一番上手やから！と意気込んていたのもつい最近のこと

中学一年生となった今、これからの成長がもっと楽しみだ









感情に浸っていてぽけっとしていたが今名前を決めてないはずの生まれてきた双子の名前を呼んだ子供の名前（兄）

一体全体どういうことだろうか









「 今呼んだのって… 」

「 ？女の子が子供の名前（妹）、男の子が子供の名前（弟）やけど、どしたん母さん 」

「 … 子供の名前（兄）が決めたの？ 」

「 ？どゆこと？俺この2人から名前教えてもろただけやけど…？ 」

「 ほんまに言うとん？ 」

「 ほんまやって！父さん信じてや〜！ 」









信じられないとでも言いたいような顔で大きくなった手で治くんをぽこすか叩く子供の名前（兄）

別にその名前が変とかそういうわけじゃなくて









「 いい名前だね 」

「 ！せやろ！俺も聞いた時いい名前やと思った！ 」

「 子供の名前（兄）は面白いなあ 」

「 ？どゆこと父さん 」

「 ん？そのままや、ほら、母さん疲れとるから俺らは帰るで 」

「 え〜〜〜〜 」

「 ふふ、また明日きたらええよ、ね？ 」

「 んむ… 」









俺やって久しぶりに母さんと一緒に寝たいのに〜と騒ぐ子供の名前（兄）に宥める治くん


私の右横には生まれてきたばかりの可愛い双子ちゃん



なんて恵まれているのであろうか









「 治くん 」

「 ん？どしたA 」

「 愛してる 」

「 ！…そういうのは俺からも言わせてや 」








優しく唇に治くんのが触れる









「 俺も愛してる 」

「 んふふ、幸せものね私 」

「 俺もや 」









2人いつまでも









幸せに









【 私のおにぎり宮 】









【 完 】

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