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＊
「 にしても私たちが隠れキリシタンならぬ隠れリア充って 」
「 発想が面白いよね 」
「 だねえ、私そんなこと考えたことなかったよ 」
倫太郎は片手にチューペット、もう片方の手で私と手を繋いでいる
かくいう私も倫太郎に分けてもらったチューペットを食べながら歩いている
夏真っ只中の夜は生暖かい風が頬を撫でる
昼のように蝉はあんまり鳴いておらず代わりに鈴虫がひっそりと綺麗な音を立てていた
「 …A 」
「 ん？ 」
やけに静かな帰路の中いきなり倫太郎が足を止める
不思議に思って後ろを振り向くと何故か眉を寄せている彼
「 ……ほんとに、俺で、良かった？ 」
「 っえ？付き合うのが？ 」
「 うん 」
「 なんで今…？ 」
「 気になったから？ 」
依然として読めない表情から少しでも情報はないかと見つめるけど何もない
答えれないわけでもないし、口をすぐに開いた
.
「 私、ずっと倫太郎のこと、気になってたんだよ？ 」
.
.
「 マジ？ 」
「 マジマジ、ってやだな、もー恥ずかしい 」
面と向かって真剣にこうやって私から伝えるのは初めてで。
恥ずかしさで顔がほんのり熱くなる
ちら、と倫太郎を見ると倫太郎も頬を赤くしていた
「 …流れで告ったから気持ちがなかったらどうしよって 」
「 好きじゃなかったら手を繋ぐのもキスをするのも、、そ、れ以上のことも、私、許してないよ 」
「 ！！ 」
熱くなり温度が上がる顔と身体を無視しながら倫太郎に背を向けて告げる
本人の顔が見えない今どんな顔をしているか気になるけど見ようという勇気は出なかった
ぎゅ、
「 ！え、 」
「 やっぱり俺の彼女は可愛いわ 」
「 ちょ、いきなりなーにー！ 」
「 A 」
「 ンっ、 」
抱きしめられながら背後から顎を掴まれて顔を後ろへと向けさせられる
その途端唇に重なった柔らかい感触に驚いて目を開く
「 大好きだよ、A 」
「 〜〜〜ッ、私の方が好きだから！ 」
＊
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うち - うちも吹部でフルートやってるんですけど今年コンクールおもちゃ箱のファンタジーなんですけどそんな奇跡ある⁉って絶賛困惑中です！！ めっちゃこの作品好きです！ありがとうございます‼！ (4月29日 18時) (
レス) @page16 id: 87d4336dcb (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - え！？自分吹部のトランペットなんですけど！！運命ですか？？笑尊すぎて何度叫んだことか…素晴らしい作品ありがとうございます！！ (11月5日 2時) (レス) @page44 id: 360de1a91f (このIDを非表示/違反報告)
まことです。 - 読んでる間、ずっと幸せでした！ありがとうございます！！！ (2022年1月21日 13時) (レス) @page19 id: e9a746e18d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 尊いの供給過多で死にそうです(((( (2021年8月3日 19時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
かれ(プロフ) - 彼氏より俺の方が良いって言わせたるわ！ の後の角名くんのぶっとばすぞが好きすぎて思わずスクショしましたwwww作者さん好きすぎますwwwww (2021年6月13日 22時) (レス) id: 0a939cc9b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仔犬
| 作成日時：2020年5月8日 22時
