２４ ページ26
＊
「 じゃあ気をつけてね倫太郎 」
「 うん、今日夜ご飯までありがとう 」
「 私じゃなくてお母さんにも言ってね 」
「 さっき言ったよ 」
「 ならいいや 」
倫太郎が帰るということで現在進行形中で玄関の前でお見送り中
明後日会えると言うけど毎日のように学校で会ってたら少し顔が見れないのは寂しいのわかる？だよね
「 じゃあ明日テレビ電話しながら勉強する？ 」
「 いいの？邪魔じゃない？ 」
「 いーよいーよ、分からないとこ聞けるしAの顔も見れるし 」
「 すぐそうやって言うんだから〜！ 」
「 ふふ、事実だからさ 」
ぽふ、と頭を撫でて鞄を背負いなおす倫太郎
家の前の道路まで出て手を振る
「 帰ったらLIMEするよ 」
「 寝たかったら寝てもいいよー！ 」
「 じゃあ寝る〜 」
「 えっ 」
「 嘘だってば 」
じゃあねと手を振り倫太郎の背中を見送る
角を曲がったところで家の中に入るとお母さんとお父さんが私を見ていた
「 どうしたの？ 」
「 来週の３連休あるじゃない？ 」
「 うん 」
「 私たち、温泉に行こうかなって…いいかしら 」
「 え、いいよ行って来なよ〜！ 」
「 それなら倫太郎くん家に呼んで泊まってもいいからね、1人が寂しかったら 」
「 え"っっっっ 」
んふふ、と意味ありげな笑みを浮かべる両親を横目に泊まりに来る倫太郎を妄想してぼふんと、思考回路がショートした。
顔が赤いまま部屋に戻って、ベッドに倒れ込むとさっきまで部屋にいた倫太郎の匂いがついた枕
たったそれだけでさっきのコトを思い出しては一人で足をじたばたさせて悶える
やだ、私変な人みたいじゃん
軽快な音を立てるスマホを見ると家に着いたのか倫太郎からの連絡だった
__________________________________
チベスナ家着いた
A今日ありがと!!
チベスナ全然いいよ
チベスナ可愛い彼女に会えた事だし
__________________________________
「 んなっ、 」
なんでこんなにも優しく甘い言葉をすぐに言えるのだろうか。
もしかして、女慣れしてる…？え？
付き合って９ヶ月ぐらいは経ってる私たちですが過去の恋愛遍歴は本当に話したことがない
……私初恋なのに……、いや高校生にもなって初恋は遅いよね。うん
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2980人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うち - うちも吹部でフルートやってるんですけど今年コンクールおもちゃ箱のファンタジーなんですけどそんな奇跡ある⁉って絶賛困惑中です！！ めっちゃこの作品好きです！ありがとうございます‼！ (4月29日 18時) (
レス) @page16 id: 87d4336dcb (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - え！？自分吹部のトランペットなんですけど！！運命ですか？？笑尊すぎて何度叫んだことか…素晴らしい作品ありがとうございます！！ (11月5日 2時) (レス) @page44 id: 360de1a91f (このIDを非表示/違反報告)
まことです。 - 読んでる間、ずっと幸せでした！ありがとうございます！！！ (2022年1月21日 13時) (レス) @page19 id: e9a746e18d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 尊いの供給過多で死にそうです(((( (2021年8月3日 19時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
かれ(プロフ) - 彼氏より俺の方が良いって言わせたるわ！ の後の角名くんのぶっとばすぞが好きすぎて思わずスクショしましたwwww作者さん好きすぎますwwwww (2021年6月13日 22時) (レス) id: 0a939cc9b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：仔犬
| 作成日時：2020年5月8日 22時
