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夜、夕飯を食べるために2人きりになることは最近よくあったけどこういうちゃんとした場所での2人きりはなんだか久々で、手が震えてしまう
それに最近英からのアプローチらしき行動が頻発していて正直心臓が持ちそうにない。揶揄ってるだけなら怒りで爆発しそう
花火が上がる時刻になってドーンドーンと赤やら緑やらと綺麗な色の花火が形も崩れずに綺麗に上がる
やっぱり夏祭り効果なのか、横の英がいつもより少しだけかっこよく見えてしまった。
「 綺麗… 」
「 花火久々に見たわ 」
「 同じく 」
「 線香花火民してたから 」
「 線香花火後で買ってやろーよ 」
「 やるか 」
いつもの雰囲気でふらんふらんと会話を交わす私たちの空間には誰も邪魔する人なんていない
それに、さっきから英が私の小指だけ握っているのだ。分かるかな？この破壊力ほんとにめちゃかわなの。分かって！！！！
「 …この、小指の手は、なに 」
「 ん？気にしないで 」
そう言うものの、ふにふにと小指を握ったり撫でたりの繰り返しで柄にもなく変な声が出てしまって咄嗟に腕で顔を隠す
目をぱちくりして今の状況を理解している英に気付かれないように頑張って顔を冷やしたかったけど水道もないし冷やされるわけもなくにまにまと顔を覗き込まれてしまう。その間ほっぺたは握られた状態です。イタイ
「 桜木 」
「 ん？なに 」
「 付き合お 」
「 ……ッ？！？！！？ 」
「 え、ちょ、大丈夫？ 」
「 だいじょばない… 」
ミサイル波の速さでちゅどーんと私の心に大事故を起こした発言の主は少し焦ったや様子で私を見てくる
今見られたら恥ずかしい
「 なんで顔隠すの 」
「 やだ恥ずかしい！！ 」
「 知らない腕邪魔顔見えない 」
「 ん〜！！！っはっ？！力強！！！！ 」
ギリギリと頑張って対抗していたけど男の人の握力や腕力に私が叶うはずなくてすっぽり腕がするすると抜けてしまった
「 遊びで言ってるの、それ 」
「 んや？大真面目 」
「 ほんとにほんとに？ 」
「 じゃないと俺言わないよ 」
いまだ上がり続ける花火をバックに私の前に跪いてまるで王子様かのように手を添えてくる
答えはまだかと期待している目に私は
「 …考えさせて 」
と言って英の手を振り払いその場から逃げた
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さくみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！幸せすぎましたっ、ありがとうございます！ (2020年5月22日 6時) (
レス) id: 8ec2e6d345 (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - そまさん» そまさんコメントありがとうございます(^^)/喜んでいただけて幸いです！！他作品も連載中ですのでよければ足を運んでくださいね(*^^*) (2020年5月14日 21時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
そま - ちょっとまって……良すぎた……最高です。 (2020年5月11日 17時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
浦島坂田船((箱推し - わざわざ返信ありがとうごさいます！いやぁーこの作品は、癒しだ〜 (*´∀`*) (2020年5月7日 1時) (レス) id: 923aa8cddb (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - 浦島坂田船((箱推しさん» こんばんは！夜遅くにコメントありがとうございます！頑張って可愛くデレさせますね(^o^)/更新頑張ります！温かいお言葉励みになりました。ありがとうございます(^^)/ (2020年5月6日 2時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仔犬
| 作成日時：2020年4月30日 9時
