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バイトが終わって全速力で家までの道を走る
生憎運動部なんて中学の頃にしか経験していない為スタミナが持たない。
すでに息切れし始めている体に鞭を打って足を動かす
「 ッ、ただいまっ！！！！ 」
「 あ、おかえり。早かったな 」
「 ・・・・・は？ 」
LIMEに入っていたメッセージを見て、何事かと思ってがんばって早めにバイトを終わらせてきた私を褒めろよ。
家に帰ってなんかあった？！と叫ぶとうるさいと頭蓋骨を握られ、何もないの？と聞けば素直にうんと言われた。
コイツほんと気まぐれすぎない？？？なんなの？？？
「 せーっかく早くに終わらせたのに 」
「 …俺のこと心配にでもなった？ 」
「 そりゃなるでしょ！！！ 」
なに当たり前のことを言うんだこの男はと思いながら、反論する
心配したと肯定すれば何かに満足したのかムフフと笑みを浮かべる英
そんな笑顔浮かべたことないじゃん、ちょいまち、可愛い
「 じゃあ俺部屋戻る 」
「 え、もう？ 」
「 うん、え、戻って欲しくない？ 」
「 っちょ、」
ソファに座っていた英の後ろから話しかけていたのだが、いきなりぐるんと後ろを向いて私の方を見てくる。だーから、顔がいいって言ってんでしょ。
あざとさ満載の顔で上目遣いをしてくる英
どう考えてもそこらの女子より可愛い。
顔面グーパンチするよ？？
「 照れちゃって、かーわい 」
「 そ、そんなこというキャラじゃないでしょ…？！ 」
「 俺、可愛いと思ったらすぐ口にするからさ 」
「 〜〜〜〜ッ！！！ 」
ぽんぽんと私の頭を撫でてくる英
最近糖度が高すぎてほんとうにあの無気力イケメンボーイの英かどうか心配になる
そんなに糖度高めでいいの？？いやよくない！！！ダメ！！！
「 ・・ダメ 」
「 ッ、なに？ 」
「 そんなに優しいのダメだよ、」
服の裾をギュッと握り、俯いた顔のまま英の前で呟く
.
「 そんなに優しいと、期待、しちゃうじゃん 」
.
驚いた顔の英は目をぱちくりとさせていて、大きな目がこぼれ落ちそうだった
「 期待、したら？ 」
「 ……え… 」
「 今はこれだけにしてあげる 」
刹那、綺麗に整った英の顔が至近距離まで近づいてきて、目を瞑って身構えた私にやってきたのは
鼻を、かぷ、と噛まれる感覚だけ
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さくみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！幸せすぎましたっ、ありがとうございます！ (2020年5月22日 6時) (
レス) id: 8ec2e6d345 (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - そまさん» そまさんコメントありがとうございます(^^)/喜んでいただけて幸いです！！他作品も連載中ですのでよければ足を運んでくださいね(*^^*) (2020年5月14日 21時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
そま - ちょっとまって……良すぎた……最高です。 (2020年5月11日 17時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
浦島坂田船((箱推し - わざわざ返信ありがとうごさいます！いやぁーこの作品は、癒しだ〜 (*´∀`*) (2020年5月7日 1時) (レス) id: 923aa8cddb (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - 浦島坂田船((箱推しさん» こんばんは！夜遅くにコメントありがとうございます！頑張って可愛くデレさせますね(^o^)/更新頑張ります！温かいお言葉励みになりました。ありがとうございます(^^)/ (2020年5月6日 2時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仔犬
| 作成日時：2020年4月30日 9時
