頭蓋骨持つな【ハイキュー】【国見英】

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「 何お前ぶつかってんのほんと…暗いんだから歩きスマホやめとけよ危ない 」

「 えー私英にLIME送ってる途中だったんだけど〜 」

「 え？送ってた？ 」

「 うん 」






菅原さんと別れて家に向かっている私たち
LIME送られてきてねぇよなんて横で呟いている英は放っておいて私は菅原さんにメッセージを送ろうとする






「 ちょちょちょスマホ返して！！ 」

「 ヤダ、また人にぶつかったらどうすんの 」

「 ゔっ……面目ない 」

「 来年から教える立場なんでしょ？教員しっかりして 」

「 ウイッス… 」







なんとスマホを横からぶんどってきた英
せっかくメッセージ打っている途中だったのに…まあいいや。






真っ暗で足元がよく分からづこけそうになるけれどコイツの前でこけたら笑い者になること間違いなしなので気をつけながら歩く
当の本人は足が長い故に私より少し前を歩いてる。歩幅合わせろよ、イケメンだろ？？









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アパートに着くと向かったのは私の部屋でなく英の部屋
不思議に思うけど私の家の鍵渡してなかったからか、と自己完結をして後をついていく
ドアの前で鍵を開ける英からさっきは気付かなかったけどいい匂いがした







「 はい、どうぞ 」

「 お邪魔しまーす 」

「 邪魔するなら帰ってくださーい 」

「 嘘でしょ？！ 」

「 嘘 」







玄関先でコントを交わしつつ靴を脱いで家に上がらせてもらう
私の部屋と少し似ていてシンプルで物が少ない
ベッドにテレビに机にと生活するのに必要最低限のものしか置いていない。

ふと、テレビの傍にバレーボールが置いてあるのが見えた
やってたのかな







「 今日の晩飯俺が作りましたー 」

「 なに作ったの？ 」

「 焼きそば 」

「 …お好み焼きがよかったな… 」

「 じゃあ食べさせない 」

「 食べる食べる！！ 」







目の前にどん、と出されたのはソースが食欲を掻き立ててくるような焼きそば
料理できるんだなんて思うが、ハイスペックだからできるよなーと思った。






「 ！これ美味しい！！！ 」

「 そう？良かった 」






ふわ、と花の舞うような笑顔を浮かべる彼
だからいきなり表情筋動かすのやめろよ！！照れちゃう！！だろ！！
もぐもぐと食べ進めているといきなり顔を上げてきた英が爆弾発言をした







「 花火大会行く？ 」


「 っ、え？ 」







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