頭蓋骨持つな【ハイキュー】【国見英】

１１ ページ11

*







今日は天気も良くて絶好のプール日和

と言うこともあって今日プールへの来場客は鬼のようで、流れは止まることを知らない
英も今日出勤らしいけどエリア担当が違うのか朝から一度も見かけてない







「 桜木、ちょっと 」

「 英？なんでこっち 」

「 エリア担当変更があったから俺こっちらしい 」

「 じゃあ私も変更？ 」

「 んや、俺だけ 」

「 そっちのエリアどう？人多い？ 」

「 人混み多すぎてやばい 」

「 ドンマイ。こっちもだよ 」





私が担当しているのは大人用のプール。子供が入っても足がつかないような深さをしているので入るのには身長制限と年齢制限がかかってる





「 知り合いいた？ 」

「 全然、そっちは？ 」

「 私も居ないよ、まあ、こないよね暑いし 」

「 まあな 」





監視員用の椅子に座ってプールから目を離さずに雑談を交わす
やっぱり1人で視る(みる)より２人の方が楽だし話し相手がいるから退屈しない




監視員といえども水に濡れるわけで、水着着用するのだがみんな知ってる？英がめっちゃ筋肉マッチョなの。服着てスラリとしてるから運動しないひょろひょろまんかと思いきや肩とか腕にガッチリ筋肉ついてるから私びっくりして本当に英本人なの？って訊ねたぐらいだからね。まあ頭蓋骨鷲掴みにされましたけど！！！






.






.





.






「 桜木昼飯は？ 」

「 あーあと３０分したら買って食べる 」

「 オケ、じゃあ俺少し行ってくる 」

「 どこに？！ 」

「 その辺 」




背中越しに手を振りながら出店の多い方へと向かっていく。一人で大丈夫だろうか。通り過ぎる女の子全員が必ず２度見してる。わかるよその気持ち






「 ちょっとお姉さん 」

「 はい？ 」




振り向くとそこにはカラフルな頭の男の人５人組
ピンクも居れば金髪っぽい人もいるし、あ、ちゃんと黒髪もいる

え、誰。私の知り合いだっけ





「 国見と知り合いのお姉さんだよね？ 」

「 あ！こないだのお客さん！ 」

「 お、思い出してくれた？ならよかった 」

「 ちょっと聞きたいことがあって…今大丈夫？ 」

「 いいですけどプール見ておかないといけないんで視線合わせれないけどいいですか？ 」

「 それは全然いいよ 」

「 聞きたいこととは？ 」

「 国見と付き合ってるの？ 」

「 はい？ 」






なぜそうなる





*

１２→←１０

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す