隣のおにぎり宮さん【ハイキュー】【宮治】

No.036 ページ36

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式が終わって外に移動し、女の子なら誰しも憧れるあのブーケトスの時間

けれど、今回のブーケは潔子さんが谷地ちゃんにあげるってのを知っているから遠くで眺めている
高校時代同じ部活のマネージャーの先輩後輩同士だった２人は花が咲いたような笑顔を浮かべていて、谷地ちゃんはおずおずとブーケを受け取っていた。




無事渡せれたの良かった。









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なんて安堵しているとパチリ、と目があった潔子さんに手招きされる

何故？








「 Aちゃん、今日はこんなに素敵なお花を考えてくれてありがとう 」

「 いえいえ、こちらも考えるの楽しかったです！ 」

「 ふふ、それなら良かった。それでね、私Aちゃんにもこれを 」

「 …ッえ？ 」

「 びっくりした？私ね、仲のいい年下の女の子ができるのAちゃんで2人目なの。だから、お礼とこれからもよろしくねって事で。これ、受け取ってもらえれるかな？ 」

「 ……い、いいんですか？ 」

「 Aちゃんに、もらって欲しいな 」






ふわ、と渡されたのは紫色の綺麗なベルフラワー。
確か意味は…





「 この花言葉の意味、知ってる？ 」

「 はい。《感謝》《誠実》そして、《楽しいおしゃべり》…ですよね 」

「 うん、これね私調べたの。それで別のお花屋さんに問い合わせて作って貰ったんだ 」

「 こんな素敵なもの…！！ 」

「 私とずっと仲良くしてくれるかな？ 」

「 〜〜〜ッはい！ 」






感極まったのかみんなの前でぎゅう、と抱きしめてくれる潔子さん
アッ、いい香り、金木犀かな




「 仁花ちゃん、日向と幸せになってね。あ、黒尾くんかな？ 」

「 な、なん、、？！なっ！？！ 」

「 んふふ、冗談だよ。いい人見つけてね 」





横で一緒になって涙を流す谷地ちゃん
お名前、仁花ちゃんって言うのか…下の名前で呼んでもいいかな、





「 ひ、仁花ちゃん…！ 」

「 こ、古森さん！ 」

「 私と仲良くして下さい…！！！！ 」

「 ！！！そ、そんなっ、こちらこそ！ 」



ぎゅ、と固い握手を交わして微笑みあう私たち
素敵な笑顔の持ち主である可愛い仁花ちゃんと仲良くなれました。やったね









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