隣のおにぎり宮さん【ハイキュー】【宮治】

No.035 ページ35

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カラーンカラーンカラーン ＿＿＿





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《 おめでとう潔子ちゃん〜！ 》 《 田中ァ！先越して行くなー！！ 》《 清水先輩〜！！！！》







そこら中から祝福の声がする結婚式
漆黒のドレスを身に纏う潔子さんはとても美しくて同性ながら見惚れてしまう
龍之介さんもピシッと着こなしており当時のチームメイトであろう人たちから笑顔で罵倒されてる。いいのかそれで





「 …潔子さん綺麗だなあ 」

「 せやな、綺麗な人やな 」

「 そういえば飛雄と何話してたの？ 」

「 ん？Aは可愛いなって話 」

「 もうっ！ 」

「 フフフ 」




おにぎり宮はバレー界隈でとても有名である
だからなのか今日参列している人にもバレー選手が多数いてその半分以上から次の試合のケータリング頼んでいいか？と聞かれている
商売繁盛素晴らしい




「 あ！居た！ 」

「 日向 」

「 お、チビちゃんやん 」

「 宮さんの双子さんッ 」

「 治でええよ 」

「 治さん！おにぎり！俺！食べたいです！ 」

「 さよか、今度買いにおいで 」

「 ウイッス！侑さんがよく自慢してます！ 」

「 ほんまか？おおきに 」




遠くから私と治を見つけたのか日向が光のようにビュンッとこっちに来た
オレンジ色の頭はとても目立っていて眩しい
にこにこと笑うその笑顔は太陽のようでいつ見てもこっちまで笑顔になってしまう



「 古森さん、影山と知り合いだったんだな〜 」

「 そうなの、高校時代のユース合宿でたまたま話す機会があってね 」

「 じゃあ！古森さんもバレー！してたの？！ 」

「 ううん、私は兄ちゃんの付き添いでいってたんだ 」

「 お兄ちゃんいるんだな！俺妹いる！可愛いんだよ〜 」




にまにまとスマホを見せてくれる
写真には女の子がピースしている写真
笑顔が日向そっくりでとっても可愛い


「 あ！俺山口たちんとこ戻らなきゃ！じゃあな！ 」

「 じゃあね〜 」



大きく手を振って去っていく日向
ふと、静かになった横を見てみるとじとーっとした目で治が見ていた



「 …？ 」

「 Aは自分が可愛い事を理解せえ 」

「 えぇ？そんなこと言われても… 」

「 周りの男を不用意に近づけんこと 」

「 なんで？ 」

「 ……… 俺が妬くから 」




ぷいっ、とそっぽ向いてしまった治の耳は赤くなっていて、可愛い
なんだか胸の底がきゅんと高鳴った









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