No.032 ページ32
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穏やかな風と柔らかい日差しが私たちを照らす今日
周りは煌びやかなドレスや、カチッとしたスーツの人だらけ
中にはテレビで見たことがあるバレー選手もいる
そう、ご察しの通り今日は潔子さんと龍之介さんの結婚式である
私自身フラワーデザイナーだけでなく招待客としても出席するので少しバタバタと忙しい日である
ぴろん
「 ?兄ちゃんだ 」
通知の相手は現役バレー選手である兄からだった
内容は今日お店にいる?という内容だった
今日は知り合いの結婚式に出てるよと送信して電源を切る
ふと顔を上げると見慣れた髪色の2人がこちらに歩いてきていた
「 あ!古森さん! 」
「 こんにちは!日向さん、谷地さん! 」
「 もしかして今日招待されてたんですか? 」
「 そうなの、後今日はお仕事でも呼ばれてるんです 」
「 忙しいッスね… 」
「 まあ、楽しいから全然苦じゃないよ、あ、です 」
「 敬語難しかったらいいよ!てか何歳? 」
「 私21だよ 」
「 あ!じゃあ私たちと一緒だね!日向! 」
「 同い年なの?良かったあ、話せれる人がいて 」
「 居なかったの?話す人 」
「 そうなの、仕事もあるしあまり話せれないかなって思ってね 」
わいわいとテラスで雑談をしていると後ろからふっ、と物陰が差した
誰か来たのだろうか
「 あ、影山 」
「 え?飛雄? 」
「 あ?なんでA居るんだ? 」
「 潔子さん達と知り合いだから? 」
「 そうか 」
「 か、影山くん古森さんと知り合いなの?! 」
「 高校の時からの友達 」
物陰の正体は飛雄だった
いつもとは違うヘアセットでなんかキラキラしているように見える
そしてスーツもちゃんと着ているから黙っていればイケメンだ
周りの女の子達もこちらをちらちらと見ている
「 古森さん古森さん、こっち手伝って下さい 」
「 あ、花巻さん!すぐ行きますね。 じゃあ私は一旦ここで、また後でね 」
「 おう! 」「 また後でね〜! 」「 気を付けろよ 」
3人からの声を聞いて花巻さんの方へと向かう
スタッフさん達もきっちりスーツを着こなしていて、サラリーマンというか執事みたいだ
「 古森さん、新婦のフラワー最終調整お願いします 」
「 はい! 」
ドアを開けた先には一番下がオレンジ色のレースになっている漆黒のドレスを見に纏った潔子さん
美しすぎて見惚れてしまった
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仔犬(プロフ) - ゆうさん» 温かいお言葉有難う御座います!また今描いている作品が落ち着いたら続編出そうかななんて思ってます(^^)v気長に待っていただければ幸いです (2020年5月9日 22時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - 彗。さん» 有り難いお言葉有難う御座います!キュンキュンしてもらえてなら幸いです!(`・ω・´) (2020年5月9日 22時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すごく素敵な作品で一気に読んでしまいました!その後とか続編とかあったらいいなって思います。大好きです! (2020年5月9日 21時) (レス) id: b97f6377b3 (このIDを非表示/違反報告)
彗。(プロフ) - とても素敵な作品で読んでいてキュンキュンしました笑 完結おめでとうございます。 (2020年5月6日 20時) (レス) id: 6c56bd37ca (このIDを非表示/違反報告)
名無し39526号(プロフ) - 黒瀬さん» 優しいお言葉ありがとうございます!( ; ; )更新頑張ります! (2020年4月23日 23時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仔犬 | 作成日時:2020年4月16日 21時