隣のおにぎり宮さん【ハイキュー】【宮治】

No.028 ページ28

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言ってしまった

ついに、口に出してしまった

困らせてはないだろうか




そんな考えが頭の中を駆け巡る
伝えた相手は鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をして驚いた表情で私を見てくる

やけに静かな沈黙の時間が辛い








「 やっぱり、気にしｎ「 ずるない？ 」

「 ッえ…？ 」





断れるかと思っていたためずっと下を向いていたが思わぬ言葉を口にされ反射的に顔を上げてしまう

視界に入ってくるのは、数時間前の私と同じ







真っ赤なりんごのような顔







「 男の俺から伝えたかったのに 」






…





「 今、なん、て、、 」

「 せやから！俺から言いたかったんや！！ 」

「 ッ！ 」



お互いに顔を赤くして背ける。真正面から見るなんて今できっこない。


けど、



「 嬉しい …！！ 」

「 あーもう寝とけ！！！ 」








起き上がろうとするもぼふん、と布団をかけられて横にさせられる
じぃ、と目を見つめると意思を汲み取ってくれたのか抱き締めてくれる彼




「 かぜ、うつ、っちゃう 」

「 写せばええ、俺は気にせん 」

「 おにぎり… 」

「 一日ぐらい大丈夫や 」







平然と話すけれどやっぱり頭の処理速度は追いついてなくて、何を話したらいいかどんな顔をしたらいいかわからない








すると、






「 A 」






彼から初めて、ちゃん付けなしで、呼び捨てで呼ばれた






「 はい 」

「 風邪引いとる今言うんはちゃうんかもしれん。けど、ちゃんと伝えさせて。









_________________ 俺はAの事が好き。やから、俺で良ければ、付き合うて下さい 」









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「 _________________ はいっ！ 」









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