隣のおにぎり宮さん【ハイキュー】【宮治】

No.013 ページ13

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次の日の朝
今日は大事な結婚式の準備会議である。


そう、何を隠そう先日プロポーズをされていた田中様の結婚式のフラワーデザイナーを任されたのだ！
私はただの花屋ではない。しっかりフラワー装飾技能士の国家資格を持っているのだ。凄いでしょ！！

お店を始めて以来の大仕事に朝から気合が入る

支度を整えたら電車に揺られ４０分
会場までトートバックとスケッチブック、色鉛筆を持って向かっていた






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「 本日は宜しくお願い致します 」

「 こちらこそいい結婚式にしましょうね 」



お辞儀をして頭を上げれば目の前にはピンク頭のイケメンが
最近イケメン遭遇率がえげつないんだけどなんで？？



「 Masion fleurie店主の古森Aです 」

「 ウェディングプランナーの花巻です、宜しくお願い致します 」

「 私の方が絶対に年下なのでタメでも大丈夫です！ 」

「 だよな！だと思ったわ…俺敬語苦手でさ〜 」



へら、と飄々とした態度で首に手を当てて笑う花巻さん
この人も多分雑誌かなんかで見た事あるからバレー関係者だったのかな。なんて思いながら会議を進める



「 新郎新婦の希望はオレンジ系の色でまとめてほしいとのご要望があってな 」

「 オレンジ系… 」

「 ソ、そんで友達とか沢山呼ぶから大分大きな会場の方を使う。予算は問題ない 」

「 他に要望は無いんですか？ 」

「 そうだな、唯フラワーデザイナーは絶対に古森さんがいいって譲らなかったんだよなあ。面識あんの？ 」

「 先日プロポーズされる際にお店を利用していただきましたので、多分それかと.... 」

「 プロポーズしたの最近なの？！んー、まあ、そうだなあの2人だし 」

「 お知り合いですか？ 」

「 高校時代にちょっとな 」






そのままトントンと話は進み、後日私が直接田中様ご夫妻と打ち合わせをすることになった。
人生の中でも1番と言っていいほどの大事なイベントに私がフラワーデザイナーとして選ばれることがどれほど嬉しいことか…！！





「 新郎新婦たちと次打ち合わせがあるのが明後日なんだけど、その時に打ち合わせするか？それとも別でするか？ 」

「 そうですね、実際にお花を見ながら打ち合わせをしたいので別でも大丈夫ですか？ 」

「 俺はいいけどあの2人の予定と合わせろよー？ 」

「 了解です！ 」







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