隣のおにぎり宮さん【ハイキュー】【宮治】

No.012 ページ12

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〈レフトォ！！！！〉
　 《セッター！！！》









両チームから飛び交う怒号と叫び声と声援
EJP対WSBYはお互い僅差で追い詰めていた

かく言う私はおにぎり宮の店舗から試合を眺めている。だいぶ場所がよくコートが見渡せる素晴らしい






「 Aちゃん、MSBYのメンツ知っとるん？ 」

「 侑さんと臣くんぐらいしか、、あ、あと木兎さん 」

「 その３人がわかっときゃ大丈夫や 」






まいどありー、とお客さんに声をかけながら手渡しでおにぎりを渡していく私達
試合時間が夕方からと言うこともあってみんな小腹が空いているのであろう。分かる。その時すんごいこのおにぎりの匂いに惹きつけられるんだよね。不思議






試合終了のホイッスルがピピーーッと空気を劈くような音を出して試合はピタリと止まる。
勝ったのはMSBY。あと二点だったのになあ、こっちも…
デュースまで持ち込み最後まで熱闘バトルしていた故観客や出店組のこっちにもコート上の熱気が伝わってきて。まるで







「 高校時代に戻ったみたい…！ 」






目をキラキラと輝かせながら呟けばその様子を見ていたのかよこの治さんがブハッと吐き出すように笑い出した。失礼な





「 すまんすまん、Aちゃんが余りにも面白くてな 」

「 そんなに？！ 」

「 うん、リスみたい 」

「 リス…？うん…？ 」




頭に疑問符をたくさん浮かべながらもお客さんに渡すおにぎりの量は変わりない。
そんな中1人の青年がやってきた。前髪だけちょろんと金髪にし、身長は私よりほんの少し高い男の人



「 アーーッ！お前ッ！稲荷崎の双子！！ 」

「 あ、烏野のリベロ 」




お互い昔は敵対していたのか最初は睨みまくって警戒してたのに今では好きなパンの話に変わっている。男の子ってよくわかんないや。

来月からイタリアに行くんだ！！って大声で言ってるけど凄いなぁ…






「 そういえばAちゃん、明日仕事ないんやっけ 」

「 あ、少しイベントに顔出さなきゃいけなくて、、すみません 」



西谷？さんとお話が済んだ様子の治さんが予定を聞いてきて私がしょんぼりとした様子で告げると理解してくれたのが頭を優しくぽんぽんと撫でてくれる治さん
こんな少女漫画的展開は思ってもなかったからとても驚いてる。ます。です。







「 私は妹に見えるのですか 」

「 ？可愛い女の子やん 」








ほらー！！！そういうところ！！！






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