No.002 ページ2
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気持ちの良い風が店内を駆け巡り花たちを揺らす
その度にいい香りが鼻の周りをふわりと周り気持ちが良くなる
現在時刻はPM1:00
外の日差しは強くなり4月の気温とは思えないほど今日は少し暑い
からんころん、とドアにつけていたベルが鳴りお客さんが入店したのを告げる
入ってきたのは20代のOLさんか、大学生か中間の女の方だった。
「 いらっしゃいませ、何かお探しですか? 」
「 ハッ、ハイッ!!友達が海外から帰ってくるんですけど、、何かいいお花がないかなと、、 」
「 ふふ、お友達の方はどんな方ですか? 」
「 とっても明るくて、太陽のように明るい人です 」
「 少々お待ちくださいね 」
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花屋に入るのが初めてなのか周りをキョロキョロと見回しソワソワしている可愛い女の方
金髪の髪の毛をポニーテールにしておしゃれしている
「 お待たせいたしました、こちらの花なんてどうでしょうか? 」
「 わぁ、、綺麗…、なんていう花なんですか? 」
「 アルストロメリアという花です。全般に《未来への憧れ》という意味や英語にすると《友情》という花言葉もあります。これは白のアルストロメリアなのでさらに、《凛々しさ》という花言葉もあります。」
「 たくさん意味があるんですね…! 」
「 ええ、海外に行かれているということは余程立派な方かと思いまして、」
「 そうなんです!昔から無茶ばかりなんですけど、それでも強くて直向きに頑張る自慢の友達なんです!」
「 いいご友人ですね 」
「 これにしてもらってもいいですか? 」
「 かしこまりました、おかけになってお待ちくださいね 」
白のアルストロメリアが目立つように春らしいピンクで包む。
最後に大きなリボンで結んで完成だ。
「 お待たせいたしました、こちらになります 」
「 綺麗にまとめてくれてありがとうございます! 」
「 いえいえ、お友達に渡せるといいですね 」
「 予約とかってできますかね…?またこちらでお花買いたくて…! 」
「 大丈夫ですよ、」
エプロンのポケットから名刺入れを取り出し四葉のクローバーがプリントされた名刺を渡す。
店名と名前、電話番号が記載されているものだ。
その名刺を深々とお辞儀しながら受け取ってくれる彼女
とても元気で明るい素敵なお客さんだった。
「 では、またのご来店お待ちしておりますね 」
「 はい! 」
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仔犬(プロフ) - ゆうさん» 温かいお言葉有難う御座います!また今描いている作品が落ち着いたら続編出そうかななんて思ってます(^^)v気長に待っていただければ幸いです (2020年5月9日 22時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - 彗。さん» 有り難いお言葉有難う御座います!キュンキュンしてもらえてなら幸いです!(`・ω・´) (2020年5月9日 22時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - すごく素敵な作品で一気に読んでしまいました!その後とか続編とかあったらいいなって思います。大好きです! (2020年5月9日 21時) (レス) id: b97f6377b3 (このIDを非表示/違反報告)
彗。(プロフ) - とても素敵な作品で読んでいてキュンキュンしました笑 完結おめでとうございます。 (2020年5月6日 20時) (レス) id: 6c56bd37ca (このIDを非表示/違反報告)
名無し39526号(プロフ) - 黒瀬さん» 優しいお言葉ありがとうございます!( ; ; )更新頑張ります! (2020年4月23日 23時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仔犬 | 作成日時:2020年4月16日 21時