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＊
「 信ちゃん〜！治くんってあんなに紳士的なの？！ 」
《 …俺寝てええか？ 》
「 話聞いてよ…ケチ… 」
《 …しゃあない１０分だけな 》
「 ！ありがとう！ 」
帰り道に起きた出来事をいち早く信ちゃんに共有したくてすぐに電話をかけた
課題やらしていたのであろうか電話越しにバサバサと紙の音がする
けど結局話を聞いてくれるから信ちゃんは優しいのである
《 ほんで？何があったん 》
「 家の方向途中から逆なのに私の家まで送ってくれた！ 」
《 ほお…？ 》
「 家反対なのに送ってくれるとか優しすぎひん？やばくない？ 」
《 せやな、優しいな 》
「 絶対適当に聞いてるやろ 」
《 聞いてあげとるだけマシや 》
話し始めてまだ５分も経ってないのに早くも呆れている信ちゃん
近くのクッションをぼふぼふと叩きながら今日の出来事を最初から最後まで事細かに話した
その途中信ちゃん欠伸してたんやけどね！もー聞いてよ
《 まあ、治はどうでもいい奴にそんなことはせんと思うで 》
「 ほんま？ 」
《 俺が嘘つくかい 》
「 つかんね！ 」
《 せやろ？あれは？週末遊びに行くって提案したやつ 》
「 …まだ言うてない… 」
《 ほんならこの電話終わった後に送ってみ 》
「 ええ？ 」
《 大丈夫や、断らんとおもうけどな 》
ふふふ、と信ちゃんの笑い声が聞こえる
この笑い声にどれほど安心させられたのだろうか
きゅ、と拳を握って決意を固める
「 ちゃんと誘う！ 」
《 その意気や、じゃあな寝るわ 》
「 うん！ありがとう！ 」
ぷち、と切れた通話時間は当初の予定よりも大幅に
増えてしまった３０分
信ちゃん１０分しか話聞かん言うてたのに結局最後まで聞いてくれた
もしかして私専属の神様なん？？
信ちゃんと約束した通りLIMEで治くんのトークを開く
あの日以来止まっているメッセージ
私から送るのはだいぶ緊張したけど勇気を振り絞って送信した
＊
A治くん
A来週の土日なんだけど
Aどっちか空いとる?
＊
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Mio☆(プロフ) - この作品自分得しかなくてやばいですわ(語彙力)ホントもう最高です！治くんは最推しなんで嬉しすぎます！これからも色んな作品頑張ってください！ (2020年8月7日 1時) (
レス) id: 9e6d898a3b (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - ゆい。さん» コメントありがとうございます…！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(o^^o)応援ありがとうございます！ (2020年6月13日 14時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - 更新お待ちしておりました …！！！！！好きです！！！！心身共に無理のない範囲で更新頑張ってください、応援しています (2020年6月4日 19時) (レス) id: e77c7b5ce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仔犬
| 作成日時：2020年5月22日 15時
