落とし物ですよ【ハイキュー】【宮治】

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学校終わり次第どうするかと聞けばそっちまで行くとのこと。


わざわざバス停３つ分を来てくれるのはありがたいけどなんだか申し訳ないから断って私が稲荷崎に行く事に


放課後ということもあり校門には生徒が溢れかえっている
その中に色の違う制服姿の学生がいるのはやっぱりどう足掻いても目立ってしまうわけで









［ お願いだから早く来て………！！！ ］









「 すまんすまん、待たせたわ 」

「 あ、治くん！ 」

「 待ったやろ 」

「 ううん、そこまでだよ 」

「 そうか？ほんなら帰ろや。どこのバス停から乗っとん？ 」

「 ○△ってとこ 」

「 マジ？俺の２つ先やわ 」









パタパタと私に駆け寄る治くんに周りの女子生徒は治くんだ〜！だなんて目をハートにさせながら見続けていたけど、通り過ぎて私のところに来た瞬間顔を般若のようにしていたから女の子って怖い



帰りはバスじゃなくてお互い話してみたかったから
ゆっくり徒歩で帰る



徒歩で帰るのは久々だからすこし疲れてしまうかもしれない、









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「 小学校から同じなんや 」

「 そうなの、１つ上なんやけど家が近くて自然と仲良うなったなあ 」

「 面白エピソードとかないん？ 」

「 う〜ん、あ、でも幼少期の信ちゃんあほほど可愛いよ！ 」

「 そんなに？ 」

「 天使レベル 」









ほら、といいながらカメラロールに唯一残っている信ちゃんの小学校２年生の写真


家に帰ればまだまだあるけど今はこれだけ


見せると食い入るように見つめるから何だか面白くなっちゃって笑ってしまった









「 せや、Aちゃんの小さい頃は？ 」

「 エッ、私は〜…いいかな 」

「 なしてや、俺見たいなあ 」

「 ……ッ、その瞳(め)ずるいよ… 」









うるうると、目を潤ませ懇願してくる姿は子犬のよう









私が折れるしかないじゃん…！！！









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