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捌十壱話 鳥居と閃きと ページ42

『五虎退〜、いないのか〜?』

台所に来れば、光忠と大倶利伽羅、そして歌仙が晩御飯の準備をしていた。

『光忠、五虎退知らないか?』
燭「五虎退君?見てないなぁ…」
歌「どうかしたのかい?」
『いや、小虎が一匹俺の所に来てだな…もしかしたら探し回ってるのかと…。そういえば凛之助どうしたんだ?』
燭「いや、明日の政府の準備がどうとかでとっくの昔に帰っちゃったよ、猫又の子に引き摺られて」
『うん、いつも通りだ。それはほっといていいからな』

三人に『後で、』と言い残し、台所を後にした。
二人で庭側の廊下を歩く。

『……ん…?』
加「……ど、どうかした…?」
『…あそこ見える?……』

庭側の離れの近く。
草むらが人一人分ほど空いている。

『……抜け道だと思うか?』
加「…行く?」
『行ってみるだけ行こうか』

二人とも靴を履いて離れの近くにある草むらを目指す。
因みに小虎は俺が抱っこしている。
近づいて見ると、そこには確かに道があった。

『人口の道だ。政府の奴らか?』
加「庭で遊んでたのって短刀たちだけだったから……分かんない」
『ま、行ってみよう』

俺が先頭で細い小さな道を歩いて行く。
するとすぐに開けて人が通れるぐらいの鳥居だけが立っている空間に出た。

『……何じゃここ…前の本丸にこんなとこあった?』
加「……多分なかった…」
『俺も渡された地図に乗ってなかったし…後で政府の馬鹿どもに聞いてみるか。少しだけ調べよう、清光、小虎ちょっとだけ抱っこしててくれる?』
加「うん」

再び清光に預け、俺は鳥居の周りをグルリと一周した。
ただの赤い鳥居だと思ったのだが、よく見ると鳥居の真下に白い文字が書かれているのと、柱に番号が変えられるダイヤルのような物があった。

『……?『繋』?』

試しに地面の白い文字触ってみるが何も無い。
ダイヤルを動かして見たりもしたがその上に表示される数が変わるだけで何もならない。

『これ、なんだと思う?』
加「…うーん……分かんない」
『だよなぁ…まぁ危険なものでは無いと思うが……!』

そう言えば本丸にはコードというものがあったような……。
八桁の数字。
本丸の一つ一つに振り分けられ、それは引越しする時以外は変わらないらしい。
この本丸のコードもきちんと有る。
この鳥居に付いているダイヤルは八つ。
そして繋げると言う文字。
…もしかしたらこの鳥居はどこか他の本丸に繋げられるゲートのような役割を果たすのでは?
合ってるかは聞くしかないが。

捌十弐話 清光と秘密と→←捌十話 小虎と進歩と



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花蓮(プロフ) - 鶴丸に似てるとは私も言われます。加州かわいい!鶴さんゲームやり込みそうですねwwww (2018年3月21日 6時) (レス) id: bd02a02548 (このIDを非表示/違反報告)
秋斗(プロフ) - 自動販売機投げる御人で盛大に吹きましたwwwwwwwwwwwwwww (2017年8月25日 1時) (レス) id: 733ec63318 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっきー - 東方要素出てきてワロタ (2016年12月4日 10時) (レス) id: 0e72e17821 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花@狐さん(プロフ) - あいすさん» 初コメありがとうございます。返事が遅くなって申し訳ないです。ありがとうございます、頑張ります。 (2016年8月24日 14時) (レス) id: 59241869fe (このIDを非表示/違反報告)
あいす - ん゛ん゛ん゛んんんんん清光がわああああああ((殴すみません取り乱しました弱気な清光って見ないから面白いです!更新頑張ってください! (2016年8月22日 23時) (レス) id: acf5ab12fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡花@狐さん | 作成日時:2016年7月9日 18時

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