鳥居をくぐったその先にブラック本丸あるとか聞いてない 弐 【刀剣乱舞】

染十捌話 酔っぱらい拘束作戦 ページ38

『さて、五虎退、獅子王、準備はいいか？』

大広間に行く途中で獅子王に出会った。
獅子王に事情を話すと、手伝ってくれるとの事。
次郎太刀、日本号は確実に捉えられるとして、問題なのが神主。
あぁ見えてメチャクチャ速い。
機動力ならば短刀をも凌ぐ速さを持っている。
……簡単に言うと、逃げ足だけはクソ速い。←
それを捕まえられるのは俺のみ。
その間に五虎退だけに二人の拘束を任せられないので、そこを獅子王にも手伝ってもらうという事だ。

五「いつでも行けますよ！」
獅「任せてくれよ！」

二人が拳を作ると、虎ちゃんズと鵺もやる気を見せる。
動物可愛きかな、後でモフらせて貰おう。

『それじゃ、作戦開始！』

その言葉と共に俺達は動き始めた。

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獅「うわっ……昼間っから飲んでるのかよ…」
次「あ、獅子王と五虎退じゃん、二人も飲まないかい？」
五「ぼ、僕達は遠慮しておきます……」
凛「そう言わずにほらほら……」
『へぇ、神主たるものが昼間から何をしているのかな？』
凛「…まずッ」
『逃がすか！！五虎退！獅子王！！二人を拘束しておけ！』

一目散に逃げ出した神主を追いかけて廊下を走る。

『待たんかゴラあああぁあ！！』
凛「待てって言われて待つほど馬鹿じゃない！！」
『昼間から酒飲んでるバカが言うセリフじゃねぇだろーが！！観念しやがれクソ神主！！』
凛「ぎゃぁぁぁぁあ！？」

俺の飛び蹴りが命中し、神主が倒れる。
その間にあらかじめ持っていたロープで縛り上げて大広間に引き摺り連れて行く。

凛「空くーん？引きずるのやめてもらえません？！」
『……酔っぱらいの戯言なんて聞くか』
凛「えっちょっと…？！」

大広間に戻ると、既に拘束された次郎太刀と日本号の姿があった。

『おー、良くやったぞ五虎退、獅子王、後で俺お手製の和菓子でも作ってやるよ』
五「主さまが作った和菓子……」
獅「ホントか！？食べたい！」
凛「えっ！？僕も食べたい！」
『お前は次郎太刀と日本号一緒に光忠に怒られろ。安心しろ慈悲なんてないぞ』
凛「そんなぁ……(´・ω・｀)」←

顔文字つけても可愛くねぇよ酔っぱらいが。
三人纏めて光忠に厳重に注意して貰い、俺は台所に向かった。

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