鳥居をくぐったその先にブラック本丸あるとか聞いてない 弐 【刀剣乱舞】

陸十壱話 お小遣い制 ページ18

『まぁ、働かない、グータラして何の役にも立たない奴のことをニートと呼ぶのだ』
愛「まさに明石そのものだな」
『そうだ、これからは明石の事をニートと呼ぶがいい』
明「主はん、」
『何やニート、働け』
明「酷い！既に扱いがめっちゃ酷い！！」
『働いたら…小遣い出したるで』
蛍「え？お小遣い？」
『あー、そう言えば言っとらんかったな。実はこの俺審神者にも給料が出るんだが……俺は物欲があんまり無くてだな。凄い数ある訳だから一ヶ月に一回お小遣い制を作ろうかと思って。全員に』
加州「ぜ、全員に？！」
『うん、全員に。欲しいもの一つぐらいあるでしょ？俺だって今不便だから凄く欲しいし……服』
蛍「あぁ……主の諸事情が……」

そうこうしている内に光忠が料理を運んで来てくれる。
今夜は普通に和食である。
そして全員が広間に集まった所で、俺が立ち上がった。

『はーい、食べながらでいいからちょっと聞いてよー。明日、引越ししますけども、それはまぁ置いといて、来月から俺に給料が入れられるからお小遣い制を作りたいと思いマース。ちなみにその月頑張った一名は小遣い二倍なんで頑張って演練、遠征、内番、出陣してよー？あ、基本全員には配るからそれで酒買うなり服買うなり自由にしてくださーい。以上！質問は後で受け付ける』

そう告げてストンと座って食事を再開した。
ちなみに一人千円なり。
え？少ないんじゃないかって？
よく計算してみろ、実装されてるだけでも今(7/15)現在六十四振いるんだぞ。
六万四千円だぞ。←
五千円にでもしてみろ、三十二万だぞ。
そして六十四振全員がいるのではないんだけれども、俺の分がなくなるわ！！

蛍「ホントに良かったの？」
『俺に二言は無い。それに、喜ぶ顔が見てみたいだけだし。ただの自己満足ってやつさ』

そう言って自分の分のご飯を食べ終わる。
早くない？とか言われたけども知らない。
台所からおぼんを取ってきて自分の分の皿を持っていこうとすると、加州清光に止められた。

加州「ま、待って、僕が持っていくよ」
『ん？いいよ、これぐらい自分でやらないと』
加州「だ、だって…片手じゃ持ちにくいでしょ……？」

そう言って自分の箸を止めてオロオロとしている。
…え、何この子超いい子。

『……やっぱ鬼呼び出して締め上げてやろうか。』
愛「なんかすごく物騒なことを言ってる？！」
『物騒？ﾊｯﾊｯﾊ、何を言うかね、物騒とは(ｸﾞﾍｯ?!』

その時、突然頭に何かが降ってきた。

陸十弐話 好奇心→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す