真夏の恋は太陽に【桐嶋郁弥】

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「おそ〜い！待ちくたびれたぁ






って、A？



顔赤いよ？」




「卯月ぃ〜」


私はさっきの出来事を卯月にすべて話した。



、





、







、



「あぁ〜、隣のクラスの桐嶋か。



A、真夏の恋は実らないんだよ



まっ、がんばりな〜」



「その言葉、私嫌い。


そんなん分かんないじゃん。




真夏の恋とか、最高じゃん。」




「はいはい、いっとけばー」



卯月はいつも適当で、


でも、しっかり話は聞いてくれる。





私は、カルピスを一気に飲み干した。



「よっし！頑張るぞっっ！！！！」



気合を入れて叫んだら、



だんしに「岸波うるせぇ」って言われたけど。




全然気にしなかった。



外では蝉が泣き始め、



太陽の位置が高くなっていた。

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